...この混同は我等の生活の勇氣を挫き...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...子供は其の為めに足を挫き...
伊藤野枝 「白痴の母」
...強きを挫き………」と...
谷崎潤一郎 「幇間」
...邪教を挫き、基督を奉じ...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...是れ所謂強きを挫き弱を助くる義侠の精神を表明するもの...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...ある敵將の弓と矢をクロニオーンの挫きしを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ヘクト,ル今の間(ま)に! 容易く我を挫きたるかれ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...破壞の力挫きつつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...例えば強きを挫き弱きを助けるとか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その皮相な興奮を打挫き...
豊島与志雄 「野に声なし」
...その予感とても僕は挫きはしなかつた...
原民喜 「火の子供」
...もしや頸の骨でも挫きはなさいませんでして?」さう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...馬(うま)が轉(ころ)んで踝(くるぶし)をお挫きになつたのでございますつて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...騎士道と申しますのは、女の人に大変親切にする、強い者を挫き、弱い者をかばい助けるという精神によって貫かれたひとつの道徳でありますが、あなた方も、もし、そういうふうに、女の人に大変親切にやさしくやってくれたらと、憧れますでしょう...
宮本百合子 「幸福について」
...己は闇の中を辿つて行くうちに足を挫きさうになつた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...どこか挫きでもしたのか...
山本周五郎 「風流太平記」
...足を踏み挫きまして休んでおりますようなことで……先生様もお気の毒で御座います……ヘイヘイ……ヘイ……どうぞ御ゆるりと……」禿頭(はげあたま)の小使は冷めた方の茶瓶を提(さ)げて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...先ず第一には彼が庭で足を挫き...
和辻哲郎 「鎖国」
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