...割合に落ち着いた挙止でそれだけの仕事をすませた...
有島武郎 「星座」
...目を開くとその挙止は急に静から動へ移った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ゑがきたる軍兵(ぐんびやう)どもが挙止(ふるまひ)を見るに雪は浅(あさ)く見ゆ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...挙止の端正なマネット医師が...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...挙止動作から衣服(きもの)の着こなし方に至って...
夏目漱石 「虞美人草」
...それ以来ことに目立つように思えた私に対するお嬢さんの挙止動作(きょしどうさ)も...
夏目漱石 「こころ」
...マナーが――態度及び挙止動作(きょしどうさ)が――ノッペリしている人間で...
夏目漱石 「模倣と独立」
...寒月乃至(ないし)東風などと云う広い東京にさえあまり例のない一騎当千の豪傑連の挙止動作を寝ながら拝見するのは吾輩にとって千載一遇の光栄である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...挙止動作に丸味が出来...
久生十蘭 「鈴木主水」
...何しろこういう工合に挙止人相共に一方ならず非凡だから...
久生十蘭 「魔都」
...俗人の挙止との相違がいかなる点にあるかをただちに断定し得ることなくして...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...またある時ロンドンの動物園で飼いいた黒猩(チンパンジー)が殊(こと)のほか人に近い挙止を現ずるを目撃した...
南方熊楠 「十二支考」
...扮装にも挙止にも殊に女性の特徴を強調しつつ...
宮本百合子 「気むずかしやの見物」
...柏軒に嘱して「勇の挙止に気を附けよ」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...まことに挙止(きょし)正しく...
吉川英治 「新書太閤記」
...この一美丈夫の挙止(きょし)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ挙止(きょし)やことばが静かなだけで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼は美貌で挙止も正しく...
吉川英治 「夏虫行燈」
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