...挙措に困った時は、周りの助けを借りましょう...
...彼女は挙措が上手く、プロポーズの場を盛り上げた...
...結婚式で新郎が挙措不審になってしまった...
...社会人となり、挙措に一層気をつけるようになった...
...教師は子どもたちに挙措の大切さを教える役割がある...
...おどおどしたような挙措振舞(きょそふるまい)も...
高見順 「いやな感じ」
...いったい父は早くから道楽で身が持てなかった人なので、当時としては割合に遅い二十九と云う歳に、自分より九つも若い母と結婚したのだそうであるが、親類の年寄などに聞くと、さしもの父もひとしきりはお茶屋へ足が遠のいた程、夫婦仲がよかったものであった、それに、父がぱっぱっとした豪快な気象であるのに反し、母は京都の町家の生れで、容貌(ようぼう)、挙措、進退、すべてが「京美人」の型に篏(は)まっており、互の性質に正反対なところのあるのが、いかにも好い取り合せで、端(はた)から見ても羨(うらやま)しい夫婦であったと云う...
谷崎潤一郎 「細雪」
...四歳の頃より舞(まい)を習いけるに挙措(きょそ)進退の法自(おのずか)ら備わりてさす手ひく手の優艶(ゆうえん)なること舞妓(まいこ)も及ばぬほどなりければ...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...閣下の内閣も亦漸く威信を失ふの挙措に出でたること少なからず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤博文伯をして維新の元勲立憲国大首相たるの挙措あらしめむと欲するに外ならず然れども今や篤麿は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...愛想のいい青年紳士らしい挙措なので...
豊島与志雄 「朝やけ」
...挙措動作がなよやかになり...
豊島与志雄 「画舫」
...言葉つきから挙措物腰まで静かで...
豊島与志雄 「幻覚記」
...彼はアマリアの挙措にはなおいっそう反感をいだいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...肺を病んで、神経質で、痩せて、骨立って、顔色も浅黒く、そればかりか、日常の言語は、へんに精神的だがぽきりと棒ぎれのようだし、挙措動作も、はきはきしてるがぎごちなく、謂わば凡てに女性的な濡いと曲線とが乏しい彼女なのだが、その時の彼女の素振りには、おのずから流れ出た子供っぽいものがあったのだった...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...社交に馴れてる彼女の挙措応対は...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...挙措動作は軽快で...
豊島与志雄 「風俗時評」
...常に後世の人に見られていることを意識しているような孔子の挙措(きょそ)の意味も今にして始めて頷けるのである...
中島敦 「弟子」
...妻女のはっきりした遠慮のない挙措と...
山本周五郎 「いさましい話」
...母親の挙措言動がそのまま子供の上に反映するのである...
山本周五郎 「菊屋敷」
...どことなく折目の凛(りん)とした挙措...
山本周五郎 「契りきぬ」
...顔つきも挙措(きょそ)もおちつきを失い...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼の挙措に改めて注意し始めた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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