...挙句の果てに、夜だから役人の酒手を倍増しにして四百文出すのが当前(あたりまえ)だということになった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...散々碩学(せきがく)二人に喋(しゃべ)らせ放題喋らせといた挙句の果てに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...そして挙句の果てに...
橘外男 「雷嫌いの話」
...責めて責め抜いた挙句の果てに...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...挙句の果てには執達吏がやって来て家財の明細書を作った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...父親が三年前にやはり舞踏会でこのようにふらふらになって何やら叫んでいた挙句の果てに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...挙句の果てには、全然別の役所の将官がひょっこり顔を出したのにまで喰ってかかる始末で! 飛んでもない騒動を持ちあげてしまったのです...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...挙句の果てには、草の上に寝ころんだり、頬杖ついて、敵はどこかね潼関の関中だそうだ櫓にいたのは鴉(からす)じゃないのかなあに曹洪と徐晃さそんなら大して変りはない腰抜け対手(あいて)の戦争は退屈だいまに曹操が来るだろう昼寝でもして待つとするか乞う戦友、耳くそでも取ってくれなどと悪罵(あくば)にふしをつけて唄っている...
吉川英治 「三国志」
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