...是挙世(きよせい)の知る処なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...しかれども翁(おきな)の容(かほかたち)は挙世(きよせい)知る人あるべからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...年頃(としごろ)愛(めで)玉ひたる梅にさへ別れををしみたまひて「東風(こち)吹(ふか)ば匂ひをこせよ梅の花主(あるじ)なしとて春な忘(わすれ)ぞ」此梅つくしへ飛(とび)たる事は挙世(よのひと)の知る処なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...蓋(けだ)し我が社会は今や新旧過渡の期に際して挙世の趨向(すうかう)に迷はんとす...
綱島梁川 「国民性と文学」
...而(しこう)してまた自から詫びて曰く、「挙世一士無し、吾に放(ほしいまま)にせしむ第一流」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...かの戦国の時、楚の名士屈原が讒(ざん)せられて放たるるや、「挙世皆濁れり、我独り清めり」と歎息し、江の浜にいたりて懐沙の賦を作り、石を抱いて汨羅(べきら)に投ぜんとした...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...爾時(ときに)ヴェンガイン村に一素女あり、ジサと名づく、貞操堅固、儀容挺特、挙世無双だった...
南方熊楠 「十二支考」
...竹田陳人が所謂挙世伝播頼家脚都門一様字渾肥といふもの...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...挙世都渾濁...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??