...こゝに挙げることは差し控える...
芥川龍之介 「合理的、同時に多量の人間味」
...やがて全く色を失った顔を挙げると...
芥川龍之介 「妖婆」
...ここではただこの問題に関するスピノザとハーバート・スペンサーの意義明瞭な表出を挙げるだけで十分であると思う...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...これじゃとても大仕掛けに事を挙げるなんて思いも寄らない...
林不忘 「安重根」
...一例を挙げると、いわゆる殷墟(いんきょ)出土の甲骨文字の取扱いかたの如きにもそれがあるのではなかろうか...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...それよりも国民が支持したいのは政党が政府××に向って挙げる気勢である...
戸坂潤 「思想議会たるを知れ」
...自然科学者や技術家でも或る少数の人は優れたジャーナリストである場合を沢山挙げることが出来るが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ふと顔を挙げると...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...あるいは名前を挙げる時には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「あなた!」声に驚いて顔を挙げると...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...「実はまだ買いたいものがあるんだがな」「何を御買いになるつもりだったの」健三は細君の前に特別な品物の名前を挙げる事が出来なかった...
夏目漱石 「道草」
...私は重要と思われている作品について代表的なレコードを挙げることにする...
野村胡堂 「楽聖物語」
...日頃にもない強(したた)かな顔を挙げるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その間違いを片っ端から挙げると何十もある...
牧野富太郎 「植物記」
...結婚を奨励する律令が十分にその効果を挙げることを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私は個人的作品たる「工藝美術」の中に安全に次の事実を挙げることができよう...
柳宗悦 「工藝の道」
...収穫を挙げる日はかえって遅くなるであろう...
柳田國男 「和州地名談」
...この時王が右手を挙げるのを見るや否や...
夢野久作 「白髪小僧」
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