...大挙(たいきょ)行動する整備の状態にあるのではないか...
梅崎春生 「桜島」
...警察の一行は引挙(ひきあ)げて了(しま)い...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...そして力一杯声を張りあげて、「忠君愛国、天真爛漫……」と一斉に喚(わめ)きながら、手を挙げたり、足を踏(ふ)み跨(はだか)つたりした...
薄田泣菫 「茶話」
...少しく此種の例を挙けん...
高木敏雄 「比較神話学」
...故右大将家御挙兵以来の義盛さま御自身の十数度にわたる軍功を一つ一つならべ立てたのでございます...
太宰治 「右大臣実朝」
...再挙の時を待つ楽しみもなかったかも知れぬ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...――今日は詩園同人が大挙して阿知須へ押しかけるといふ...
種田山頭火 「其中日記」
...今は単に唯物弁証法の方が原則的に優越しているという結論だけを挙げておくに止めよう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...眼を挙げてみると...
豊島与志雄 「秋の幻」
...彼はふと眼を挙げました...
豊島与志雄 「乾杯」
...しかるべき人の推挙を頼んだ...
中谷宇吉郎 「『ケプロン・黒田の構想』について」
...大抵は十俵内外の収穫を挙げているに過ぎなかった...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...あれをもって行かれた日には我々は一網打尽に一人のこらず検挙(あげ)られてしまうところだったのです」と言いながら彼は懐から小さい手帳をとり出した...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...「目下何々慈善事業のために義金募集の挙があって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...腕を挙げ、脚を蹴り、水を吹きして身を踊らせるのであつたが、たゞ見たところでは弱々しく邪魔にもなりさうもなく漂ふてゐる多くの水藻が、執拗に四肢にからまりついて、決して自由な運動が出来ないのである...
牧野信一 「鏡地獄」
...家を挙げて私共が浅草花川戸へ移住後...
正岡容 「下谷練塀小路」
...1)私は中でも特にアンダスン氏を挙げるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...支那全土を挙げて戦火に連なる戦火の燎原(りょうげん)と化せしめ...
吉川英治 「三国志」
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