...此多い人口を按配するには他に...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...僕の気持は急速にはりつめて来ているような按配(あんばい)なのだし...
太宰治 「パンドラの匣」
...その中で水蒸気の自然対流を適当に按配(あんばい)して結晶を作って見ると...
中谷宇吉郎 「雪を作る話」
...一方映畫的内容も面白く巧に按配して...
南部修太郎 「文藝作品の映畫化」
...さかずきほどの穴(あな)をほりその中にとってきた花をいい按配(あんばい)に入れる...
新美南吉 「花をうめる」
...上手に按配して積み上げられてゐた...
葉山嘉樹 「万福追想」
...「風がなくてよい按配(あんばい)だった」と彼は腰を伸ばしながら...
平林初之輔 「五階の窓」
...有名なる夜会の事とて一千有余名の来賓に充(あ)つるその献立の如何(いか)に按配(あんばい)され...
村井弦斎 「食道楽」
...個々の行為を按配処理することはできない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いい按配のお茶ッコだしてえ」と...
矢田津世子 「茶粥の記」
...丹青(たんせい)を按配しつつ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...とにかく体に着けてみるといった按配...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「いい按配(あんばい)だこと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...きっと座敷牢とでもいう按配になっているのかも知れねえ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あわよくば襟首にでもからみついてきそうな按配(あんばい)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いい按配」ほっとして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...こんな按配であるが...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...小児の裸体像を無数に按配した天井装飾などの試みられている点から考えても...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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