...あとで王九媽が指折り数えて一つ一つ引合せてみたが...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...栄介は指折り数えて幸太郎の年齢を考えたが...
梅崎春生 「狂い凧」
...指折り数えて待っているがいい...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...我々共は今日の参るのを指折り数えて待っておった次第で」「なんでござったかな...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...そういって村の者を勧誘しているそうです」正造は指折り数えて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ここらあたりが気慨もあるし必ず同志として起つだろう」孝八郎は指折り数えてそういい...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...老医師の家では彼女の退院の日を指折り数えて待っていた...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...指折り数えて七時間も眠ったとすれば...
鷹野つぎ 「窓」
...ふと気づいて指折り数えてみると...
太宰治 「古典竜頭蛇尾」
...この吉田の老若男女ひとしく指折り数えて待っていた楽しい夜を...
太宰治 「服装に就いて」
...胸の中で指折り数えて...
豊島与志雄 「道化役」
...指折り数えてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...久我家へお願いする日を指折り数えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...指折り数えて見れば...
牧野信一 「ひとりごと」
...私が招きに応じ民間から入って東京大学の理科大学に奉職したのは指折り数えて見ると...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...十二月のくるのを指折り数えて待っておりますの...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...指折り数えて待っているのじゃ...
吉川英治 「剣難女難」
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