...殆(ほとん)ど軸の挂(か)かつてゐなかつた事がない...
芥川龍之介 「漱石山房の秋」
...いづれも額(がく)になつて挂(か)かつてゐる...
芥川龍之介 「漱石山房の秋」
...然れども現内閣は彼の藏遞兩相の挂冠と共に一層政黨内閣たる旗幟鮮明となり今や議會に一の政友會を率ゐたるのみにて嘗ては其庇護を受けし山縣桂等の徒黨と勇敢なる政戰を開始したり...
石川啄木 「雲間寸觀」
...蔵逓両相が挂冠したといふ外に...
石川啄木 「雪中行」
...小挂(こうちぎ)しゃんと着こなして...
泉鏡花 「活人形」
...終に欧化政策の張本人としての責を引いて挂冠したが...
内田魯庵 「四十年前」
...額も油繪を挂(か)けてゐるね」とコローム版の古びた額を文太郎は感心して見た...
高濱虚子 「續俳諧師」
...舌の縺れること脈の弱く早いことは依然として變らなかつたが所謂十中三の望に春三郎は愈頼みを挂けて文太郎の飮みたがらない牛乳をも言葉を盡して飮ませた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...その中間になった処にも何かの神の像を画いた物を挂けてあった...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...寫眞はもう駄目になつたので折よく來挂つた馬車に乘つてもどることにした...
長塚節 「教師」
...「あらまあどうでもようござんすよ」おいよさんは構はずに衣物を私に引つ挂けさせて...
長塚節 「隣室の客」
...其姿は赤い半股引を穿いて尻をねぢあげて大形な飛白の羽織を引つ挂けたやうである...
長塚節 「隣室の客」
...おいよさんは私の下駄を洗つて軒下へ干してそれから例の如く針仕事に挂つた...
長塚節 「隣室の客」
...又た威勢のいゝ挂声がして松魚船がはひつて来た...
長塚節 「隣室の客」
...その時の騒ぎはお目に挂けたいやうでしたな」障子の外へ膝をついて番頭は語つた...
長塚節 「隣室の客」
...それが高い帆柱の真上まで来てしばらく挂(かか)っているかと思うと...
夏目漱石 「夢十夜」
...眉月方挂...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...孫子曰く地形通ずる者あり挂(か)かる者あり支(ささ)うる者あり隘(あい)なる者あり険なる者あり遠き者あり孫子の地形篇が机の上にひらかれていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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