...彼には太陽系内における状態は常に現在とほぼ同様に持続するであろうと思われた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...又此処に恋愛を感ぜざるも父母たるに適したる男女が独身生活を続けて苦しむよりも結婚して社会に健全なる子供を提供し以て以前より更に満足なる生活を送り得るとしたならば或は又恋愛を相互に感ずるも永久単一なる恋愛を持続すること能はざる男女があるとすれば...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...愛の神(エロス)は現在の上に吾人が今や曙光の自覚を有し始めつつある理想的様式を道徳的標準として課することなく依然として渾沌たる性的関係中より世界の改造を持続するであらうといふことを疑ふに都合よき何等の理由もないのである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...小山嬢がまだ持続する恍惚境から醒(さ)めやらぬのを見やりながら...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...今にもその原始的生活を持続する野蛮の間にそれが見出される...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...いつでも狼狽しないだけの訓練を持続する事が出来るだろう...
寺田寅彦 「鑢屑」
...この幸福がいつまで持続するか疑問である...
寺田寅彦 「鑢屑」
...からだの部分を取り去っても、生命は持続する...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...世界の気候風土が現在のままで千年でも万年でもいつまでも持続するように思っている...
寺田寅彦 「ロプ・ノールその他」
...長く持続するものではなかった...
豊島与志雄 「理想の女」
...この頃から太子は頑固な沈黙を持続するようになった...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...どうしてむかしのままの風姿を持続することができたのか...
久生十蘭 「蝶の絵」
...観念の比較が忘れられた後でも保証が持続するのと同様である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...彼等は無時間的に持続する現在といふものを知らず...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...追々と以前通りの協同農法を持続することが困難になったので...
柳田国男 「木綿以前の事」
...此様な緊張は久しく持続するもので無からうと思ふのは...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...かつ一年間だけ持続するものと仮定せよ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...これは宣教師のいないところで信仰生活を持続するための準備である...
和辻哲郎 「鎖国」
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