...東京から持ち越したインフルエンザのためにある病院へはいることになった...
芥川龍之介 「少年」
...可哀そうな父が春まで持ち越しそうにもないことは...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...青年時代から持ち越しの...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...山から落ちた勢いをなし崩(くず)しに持ち越して...
夏目漱石 「坑夫」
...一二年前から一昨日(おととい)まで持ち越した現在に等しい過去である...
夏目漱石 「坑夫」
...髯(ひげ)も延びるだけ延ばしておそらくは去年から持ち越したものと思われるが目鼻立ちはほかの連中とは比較にならぬほど立派である...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...これがため去年雨期(うき)を持ち越した噸数は四万噸で...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...去年から病気を持ち越しているんだってね...
夏目漱石 「明暗」
...過去から持ち越したこういう二人の関係を...
夏目漱石 「明暗」
...しかしそれは宵(よい)から持ち越した悪感情...
夏目漱石 「明暗」
...顧(かえり)みると過去から持ち越したこの一条(ひとすじ)の夢が...
夏目漱石 「明暗」
...並びに魯西亜(ロシア)人持ち越したる金銀品物も...
服部之総 「空罎」
...一夜を持ち越したために...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...同じ顔ぶれで持ち越して...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...綾之助を持ち越して...
山本笑月 「明治世相百話」
...江戸の繁昌を持ち越した形...
山本笑月 「明治世相百話」
...三日前から持ち越して来ているものであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一年半も持ち越したまま...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索