...眸(ひとみ)を豆の受持ち手の方へ動かした...
夏目漱石 「虞美人草」
...持ち手が恐ろしいんだワ...
野村胡堂 「踊る美人像」
...然して野蛮に走ることのないうつとりとした盃の持ち手になりたいものよと念じて止まぬからであります...
牧野信一 「僕の酒」
...万一悪くもない盃の持ち手ともなり得て永らへてゐたならば...
牧野信一 「僕の酒」
...その持ち手にどういうものとして主観的に見られていたかということも亦判断出来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私の見た限りではこの中の軸の持ち手は...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...松明(たいまつ)の持ち手の後から頂きへ馳(か)け登(のぼ)った...
横光利一 「日輪」
...独楽の持ち手はまぎれもない鞍馬(くらま)の竹童(ちくどう)...
吉川英治 「神州天馬侠」
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