...蜘蛛は其の種々に従つてそれ/″\にその持ち前の方法や手順でつくる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...持ち前の小心でいろいろと苦に病み...
大阪圭吉 「闖入者」
...持ち前の落ち着きを失わないで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...と云う持ち前の図太さから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あの持ち前の甘えるような口調になって...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...ただ持ち前のぐらぐらな性格から...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...持ち前のボヘミアン気質から世俗を避け...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...持ち前の洞察力で事件に乗り出したりである...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...持ち前の自尊心に変って行く様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...持ち前の美しさがそのために引立てられて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...持ち前の知性で意味を素早くつかんで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...ドイツ人が持ち前の学者気質で「報告文学」という名称を与えた...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...見る見る持ち前の記者本能に立ち帰ってしまったものだそうです...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...各(おのおの)とりどり様々にその持ち前の性格を鼻の表現に光らせております...
夢野久作 「鼻の表現」
...「ちぇッ……」持ち前の気性が...
吉川英治 「三国志」
...持ち前の狂躁病(きょうそうびょう)が起っておるらしいな」と...
吉川英治 「三国志」
...なお持ち前の生命力の充溢(じゅういつ)を示して...
吉川英治 「新書太閤記」
...今にあばいてやるから」彼の執着心というものは幼少からの持ち前といっていい...
吉川英治 「親鸞」
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