...彼はその瞳の持ち主と咫尺(しせき)の間に向い合った今...
芥川龍之介 「路上」
...そのくらを持ち主からかりうけて...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...地底パノラマ王国の持ち主だ...
江戸川乱歩 「影男」
...病的な神経の持ち主ならば...
江戸川乱歩 「妻に失恋した男」
...今度初めて見てこの監督がうわさにたがわずけた違いにすぐれた頭と技倆(ぎりょう)の持ち主だということがわかったような気がする...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...これとは少しちがった種類の哲学の持ち主であるところの他の学者に言わせると...
寺田寅彦 「映画と生理」
...持ち主は分からない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...最初の強盗現場となった屋敷の持ち主アクトン氏だという...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...おまけにマケドニヤのアレクサンドル大王にのみふさわしいような自尊心の持ち主なのであった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ネロは持ち主を探そうとしましたが...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...そんな仕組みを考え付く頭脳の持ち主なら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...震える細い指の持ち主を言い当てられたけど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...その馬の耳とか尾とかの持ち主現われ...
南方熊楠 「十二支考」
...それを捕捉することはもっと大きな威力の持ち主に属しているのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鼻の表現なるものはその持ち主の意志...
夢野久作 「鼻の表現」
...ドチラかに近い方の血液の持ち主を本落の親と認めてはドウかという事になりましたので...
夢野久作 「霊感!」
...白衣(びゃくえ)の木隠龍太郎(こがくれりゅうたろう)と朱柄(あかえ)の持ち主...
吉川英治 「神州天馬侠」
...時として鋭い精神の持ち主が未来への投影によって死から逃れようとすることがあったが...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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