...はたしてわれわれは持ちこたえることができるだろうか...
海野十三 「第五氷河期」
...それを持ちこたえる力量がないのである...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...もう此れ以上持ちこたえることが覚束ない形勢であった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...おのれの想念を持ちこたえることができなかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...わたしなどにどうして最後まで持ちこたえることができよう? わたしは...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...わたしは四日と持ちこたえることができなかった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...わたし自身が一分と持ちこたえることができなかったくらいである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そういう性質の事柄のなかに身を投じてそれを持ちこたえるのは...
豊島与志雄 「作家的思想」
...ああいう性質の事柄を持ちこたえるのが容易でないのは...
豊島与志雄 「作家的思想」
...もうとても持ちこたえることが出来なくなりました...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...その激動を持ちこたえるものごしは...
中里介山 「大菩薩峠」
...上野の山で持ちこたえる...
中里介山 「大菩薩峠」
...日毎夜毎(ひごとよごと)のこの大饗宴を持ちこたえることができるであろう...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...もう二三日城を持ちこたえることができよう...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...パリは持ちこたえるだろうということ...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...ゆったりと持ちこたえる気持の豊かさ(ゆたらかというのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これ以上は持ちこたえることが容易ではないのです...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...また持ちこたえることができない...
柳田国男 「母の手毬歌」
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