...応援の記者に持たせてやると...
江戸川乱歩 「五階の窓」
...急行切符や領事の裏書きした旅行券を持たせてやるところである...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...泣かんばかりの口調でしたゝめたのを持たせてやると...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...猶その上にも滴(したゝ)るやうな艶味(つや)を持たせてやる事を知らない義男は...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...それを文使のものに持たせてやることにした...
田山花袋 「道綱の母」
...手紙を持たせてやるからな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...これに持たせてやる文箱(ふばこ)が無い...
中里介山 「大菩薩峠」
...立派な家も持たせてやるからここへ落着きなさい...
中里介山 「大菩薩峠」
...一軒の家まで持たせてやることに話がきまつてゐるところを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...団福郎を使者に香典三十円持たせてやる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...其処で豚の仲買人に豚を売つてその代金を娘に持たせてやるため)...
三好十郎 「おスミの持参金」
...前から刃物の一ツも持たせてやるところだったものを...
夢野久作 「白髪小僧」
...今は倹約して腕を持たせてやるだけにしてあるの...
横光利一 「上海」
...榮子に持たせてやる涎掛(よだれかけ)だの帽子だのの買物に行つた其(その)日の悲しい寂しい思ひ出がある...
與謝野晶子 「帰つてから」
...ふたたびそれを張遼に持たせてやると...
吉川英治 「三国志」
...屈強(くっきょう)な者をえらんですぐ持たせてやるつもりです...
吉川英治 「私本太平記」
...中村の母へ持たせてやると...
吉川英治 「新書太閤記」
...兵が筆紙を持たせてやると...
吉川英治 「新書太閤記」
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みなみかわさん、システマで体力無限に
#千鳥の鬼レンチャン