...ボールを拾う恰好をしながら...
海野十三 「暗号の役割」
...そして一台の円タクを拾うと...
海野十三 「深夜の市長」
...自動車を拾うと、博士はクッションに凭(もた)れたまま、じっと目を閉じて、一言も口を利かない...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...また一つ拾うて戻つた...
種田山頭火 「其中日記」
...伊良湖の荒磯で貝穀(マヽ)を拾ひ若布を拾うたことは忘れられない...
種田山頭火 「旅日記」
...館の裏手へ廻ると坂の上に三十くらいの女と十歳くらいの女の子とが枯枝を拾うていたからこれに上根岸(かみねぎし)までの道を聞いたら丁寧(ていねい)に教えてくれた...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...拾うんだ! それをやつの頭に! ありがとう...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...小石を拾うておはじきをした...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...ふと落ちている印籠に気付いて拾う...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...除隊になってからの足取りを拾うことははなはだ困難とされている...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...拾うたりと添状(そえじょう)ありとて図を出す...
南方熊楠 「十二支考」
...三人を拾うとなれば...
三好十郎 「恐怖の季節」
...非常に美しい人でもある人を拾うことのできましたのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その糸屑を拾うときに殆んど突然に玄関先に脱ぎすててある紅い緒の立った雪駄をほしいような気がしたのは...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...発熱のぐあいで硝子のかけらを拾うだけでも影響して来るものらしい...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...もとの地の人たちはこうして私が拾うて帰って...
柳田国男 「雪国の春」
...吾輩は沖の水舟を拾うべく...
夢野久作 「爆弾太平記」
...火中の栗を拾うに似たもの...
吉川英治 「私本太平記」
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