...流行に応じて着物を拵えていた...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...長く考えながら拵えた作ではない...
高村光太郎 「回想録」
...纏(まと)まって叔父に拵えてもらったようなものもなかった...
徳田秋声 「足迹」
...三四の親しい後輩に職場を拵えてやるのが目的だったらしいが...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...小さな運動グループを拵えかけていた頃のことが...
豊島与志雄 「道化役」
...ちょっとした酒の肴も拵えておいてくれました...
豊島与志雄 「土地に還る」
...通俗な電気器具を拵えてる小さな町工場の会社では...
豊島与志雄 「水甕」
...釜前の板で拵えた台に腰を下ろして火を焚くんでもなくションボリしている丑松を見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少しばかりの引っ掻きを拵えてしまったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼の拵えたリュックは下手(へた)な職人の品よりか優秀であった...
原民喜 「壊滅の序曲」
...山ばっかり拵えたもんだ...
三好十郎 「おりき」
...別に作人(さくにん)百姓ばかりの寄合いば拵えたらええて...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...宅では南京豆入のライスカレーを拵える事もありますが今日は一つ印度風のライスカレーをお話し申しましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...もっと上等にしますとお米から拵えるので先ず大匙一杯のお米を大匙五杯位の牛乳へ二時間漬けておいてそれへ大匙一杯の砂糖を加えてお粥になるまで弱い火でグツグツと炊(た)きます...
村井弦斎 「食道楽」
...お米からでなく御飯から拵えるにしても丁寧(ていねい)にすると大匙二杯の御飯を一合の牛乳で一時間余火を弱くして煮ておいてそこへ玉子の黄身四つと砂糖二杯を混ぜてレモンかワニラの香料を加えて今のように蒸します...
村井弦斎 「食道楽」
...いろいろ標本や手本も拵えていたが...
柳田国男 「故郷七十年」
...さっき鼬(いたち)の辰次郎が来て話した「拵え博奕(ばくち)」の事を思いだしたのだった...
山本周五郎 「お美津簪」
...「拵えもの」は何故に「拵えもの」とならなければならないか...
横光利一 「新感覚論」
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