...われをも拯(たす)け給(たま)へ...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「癩病やみの話」
...われをも拯(たす)け給(たま)へ...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「癩病やみの話」
...「婦人の為にせる福音書」と称えらるる路加伝が来世と其救拯(すくい)と審判(さばき)とに就て書記(かきしる)す事は一々茲に掲ぐることは出来ない...
内村鑑三 「聖書の読方」
...そして救拯(きゅうじょう)と光明へ向(むかっ)ての中道の峠である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...食堂といふのも古びた疊の敷いてある八疊二間に食卓が置いてあつて大きな飯櫃(おはち)がどかんと据ゑてあつてめい/\肩から突込むやうにして御飯を拯(すくう)ふのである...
高濱虚子 「俳諧師」
...更に進んで地勢治水の関係を有せる谷中村を拯ふに吝なる可きにあらず...
田中正造 「非常歎願書」
...豫め二人で繩を持つて居て追つて來る所をぐつと繩を引つ張つたから足を拯(すく)はれたのである...
長塚節 「芋掘り」
...支麦(しばく)以後ようやく腐敗してまた拯(すく)うに道なからんとす...
正岡子規 「俳人蕪村」
...そしてその弊を拯(すく)うには...
森鴎外 「渋江抽斎」
...――sed libera nos a malo. Amen.(我儕を惡より拯出し給へ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...その手を拯(すく)い取って...
吉川英治 「私本太平記」
...片脚を拯(すく)いかけた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...李逵は足を拯(すく)われて転ぶ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...駈ける背中を凩(こがらし)が吹き拯(すく)って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...顎を拯(すく)う...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...郁次郎は自分の手へ拯(すく)い取った...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...頤(あご)を拯(すく)って...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...そのうしろを拯(すく)って...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索