...われをも拯(たす)け給(たま)へ...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「癩病やみの話」
...われをも拯(たす)け給(たま)へ...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「癩病やみの話」
...「婦人の為にせる福音書」と称えらるる路加伝が来世と其救拯(すくい)と審判(さばき)とに就て書記(かきしる)す事は一々茲に掲ぐることは出来ない...
内村鑑三 「聖書の読方」
...爾後議会ニ於テ大声疾呼其拯救ノ策ヲ求ムル茲ニ十年...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...更に進んで地勢治水の関係を有せる谷中村を拯ふに吝なる可きにあらず...
田中正造 「非常歎願書」
...豫め二人で繩を持つて居て追つて來る所をぐつと繩を引つ張つたから足を拯(すく)はれたのである...
長塚節 「芋掘り」
...支麦(しばく)以後漸(ようや)く腐敗してまた拯(すく)ふに道なからんとす...
正岡子規 「俳人蕪村」
...朋友の窮を拯(すく)ひ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そしてその弊を拯(すく)うには...
森鴎外 「渋江抽斎」
...――sed libera nos a malo. Amen.(我儕を惡より拯出し給へ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...やっと舸の中へ拯(すく)い上げて見ると...
吉川英治 「剣難女難」
...拯(すく)われたら後ろの溜(ため)へもんどりは知れたこと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...駈ける背中を凩(こがらし)が吹き拯(すく)って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...顎を拯(すく)う...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...拯(すく)いあげた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...頤(あご)を拯(すく)って...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...そのうしろを拯(すく)って...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...これを拯済する一個半個いまだあらず...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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