...我心は漂泊し放蕩する情調を括る不易の或物に向つて喘いでゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...花を括る紐以外に私のものは加えなかった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
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中里介山 「百姓弥之助の話」
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長塚節 「長塚節歌集 上」
...三萱刈りて、篠刈りて、編むで作る、炭俵、炭をつめて、繩もて括る、眞木ゆひし、繩を解きて、一括り、二括り、三括りに括る、大き俵、小さ俵、左から見、右から見、置いて見つ、積むで見つ、よろしき炭、また燒いて、復た燒き燒く...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...木で鼻を括るやうな扱ひを受けた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...「古白遺稿」のように季語を立てて括ることはしなかった...
藤野古白 「藤野古白句集」
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正岡子規 「読書弁」
...それで私はわざと北歐といはずに、文學が基礎として立つ言葉を同じくし、地理的に近接し、歴史、民族、風習の上からも、非常に密接な關係にある北歐の諸國をスカンヂナヴィアの名の下に、引つ括るめて、お話しようと存じます...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...「引っ括(くく)って見ましょうや」「……エッ……引っ括る……どうして……」「明朝……イヤ……今朝ですね...
夢野久作 「少女地獄」
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