...風呂敷の四隅を集めて縄で括り...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...それから私は舵柄を括りつけて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...漸く縁側の欄干に括り着ける...
谷崎潤一郎 「少年」
...括り紐の附いた袖口の塩梅(あんばい)がその孰れとも違っている...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...あの括り紐が矢張り可笑しい...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...菊水の黒紋付に括り袴の勇ましい稚兒姿のその着物の部分に美しい千代紙や朱唐紙などを紙の裏に狹んだ...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...縁に腰を懸けて庭を見ると一枚の筵につやゝかな著我の葉をならべて其上に赤く染めた糸が二括りばかり干してある...
長塚節 「佐渡が島」
...三萱刈りて、篠刈りて、編むで作る、炭俵、炭をつめて、繩もて括る、眞木ゆひし、繩を解きて、一括り、二括り、三括りに括る、大き俵、小さ俵、左から見、右から見、置いて見つ、積むで見つ、よろしき炭、また燒いて、復た燒き燒く...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...庖丁を括り付けた竹が見付かるまで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...松の枝のあちこちに小さな竹筒が括り附けてあるのであつた...
原民喜 「小さな村」
...括り枕に頭(つむり)を落つかせけるが...
樋口一葉 「うつせみ」
...同様に後藤宙外の「明治文壇回顧録」所収の「友垣草紙」からの古白句は明治26〜27年春の句として一括りにした...
藤野古白 「藤野古白句集」
...その尻つぽには子供がいたづらに金めつきの懐中時計を括り付けたので...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...矢張猫と同じやうに尻つぽには懐中時計が括り付けてあるので...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...踏石を分けた中庭括り...
室生犀星 「庭をつくる人」
...最後の締め括りをつける筈なのである...
山本周五郎 「半之助祝言」
...その高枕と括り枕との間に...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...外濠並木の括り駕籠から...
吉川英治 「大岡越前」
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