...前に括り合わされ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...こんな麻縄なんて括りつけてなかったからね」私達のあとを追って...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...風呂敷の四隅を集めて縄で括り...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...いきなり括り紐をぷつりと引切り...
薄田泣菫 「茶話」
...そして括り紐と包み紙とは一緒くたに丸めて紙屑籠に投(ほ)り込んだ...
薄田泣菫 「茶話」
...漸く縁側の欄干に括り着ける...
谷崎潤一郎 「少年」
...あの括り紐が矢張り可笑しい...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...妻の血液型を記した厚紙が括りつけてある...
外村繁 「澪標」
...戸ははやく立てさせて時雨れ來るけはひ遙かなり焚き棄てし落葉の灰はかたまりぬべし八日松の葉を繩に括りて賣りありく聲さへ寒く雨はふりいでぬ朝まだき車ながらにぬれて行く菜は皆白き莖さむく見ゆ四大正三年六月八日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...口火を点ずるばかりに用意した大筒の尾栓に括り上げました...
野村胡堂 「江戸の火術」
...胸と膝に括り付けた太鼓と鉦(かね)を叩いて踊り歩いたものです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...誰彼の差別なく引括りさうな劍幕でしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...縁側の天井から吊されてゐる綱に括りつけてあつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...括り枕に頭(つむり)を落つかせけるが...
樋口一葉 「うつせみ」
...同様に後藤宙外の「明治文壇回顧録」所収の「友垣草紙」からの古白句は明治26〜27年春の句として一括りにした...
藤野古白 「藤野古白句集」
...寝台へ括りつけた...
松本泰 「P丘の殺人事件」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...外濠並木の括り駕籠から...
吉川英治 「大岡越前」
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