...以て万事を包括する人文大科学の進歩に頁献するを得ん...
高木敏雄 「比較神話学」
...之を総括するものが社会だと考えてはならぬ(社会学者はそういう風にしか考えないかも知れないが)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...でつまり科学的批評、文芸の科学的評論ということは、歴史的材料について見れば明らかなように、要するに文芸評論の方法的に自覚された形態一切を、包括するわけだ...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...これは勿論もつと簡單に總括することもできる...
内藤湖南 「支那目録學」
...二劉は過去の學問を總括することを以て學問とした...
内藤湖南 「支那目録學」
...又それを總括する人があつて...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...以上述ぶる所を總括すれば...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...それ故に以上の定評を概括すれば...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...將來と過去とを包括することに置いた...
波多野精一 「時と永遠」
...それは過去と將來とを包括する内部的構造の崩壞を意味するであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...あらゆる可能性を包括するような完全な全体像を...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...近いうちにメイがこの屋敷を統括する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...むしろあらゆる存在を向うに廻してそれを統括するという普遍的意味を負うものとなった...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...包括することが出來る**...
三木清 「歴史哲學」
...それぞれがその専門にだけたずさわり・全体を包括する仕立師(したてや)よりも狭い領分の中で腕をふるう・ことによってますます満足を与えられているように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その問題は概括すれば「いかに生くべきか」に関している...
和辻哲郎 「「ゼエレン・キェルケゴオル」序」
...従ってそれは一切を包括する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...不純な要素の一切を包括する生活全体をもっての弁証法的開展として――しかもその開展の一歩一歩が非合理的な契機によって押し進められるものとして...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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