...能知者と所知者の結合を包括する全体が更に大きな普遍的で絶対的な能知を反映する事によって芸術たる価値が定まると考える事が出来るだろう...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...科学・文学(芸術)・などを総括する言葉を便宜上文化とするなら...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...一般的に概括することが行なわれているからだ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...両者の間のすべてを包括することが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...二劉は過去の學問を總括することを以て學問とした...
内藤湖南 「支那目録學」
...又それを總括する人があつて...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...概括すると、一が感覚物そのものに対する情緒...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...此両組織の運用並び行はれて、相悖らざるの理あり、君主は則此両組織の上に在りて、所謂邦国の元首なり、故に法以て之を束縛すべからず、刑以て之に加ふ可からず、不可干犯の地位に立つて、邦国を統括す...
蜷川新 「天皇」
...又觀想の活動があらゆる存在を包括するを思へば...
波多野精一 「時と永遠」
...この現實的世界は自然的文化的生の全體並びにそれのうちに含まれる乃至それと聯關する一切の存在を包括する...
波多野精一 「時と永遠」
...どこにか総括すべき楔点を先づ看出さなければならない...
平出修 「逆徒」
...包括することが出來る**...
三木清 「歴史哲學」
...彼の考を総括すると...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...経験を客観的に総括する力...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...筆者は(一)から(六)までを「放射状」の光として一括すべきではないかと考える...
武者金吉 「地震なまず」
...兩者を合して廣い意味での生物學に包括することができるであろう...
矢田部達郎 「心理學」
...表によって分類概括することができるかも知れぬ...
柳田國男 「地名の研究」
...弘く雀の類を総括するまでには...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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