...おもに説明に依拠する方法とがある...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...のっぴきならぬ証拠を抑えて...
海野十三 「軍用鼠」
...橘南谿(たちばななんけい)の松島紀行に拠(よ)れば...
太宰治 「惜別」
...従来の理論内容を優越して特権を主張する根拠となり得るような...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...論拠は全く資本主義工業が低賃金高コストであるに反して...
戸坂潤 「読書法」
...基督(キリスト)教の信仰と羅馬(ローマ)以降の法律の精神にはまだまだ憑拠するに足るべき力があるもののように思いなしていたのだ...
永井荷風 「花火」
...その証拠には、両国の活人形の中に出しても、私は決して分をくれともかすりが欲しいとも申しません...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...今度ばかりは外れっこのねえ証拠がある」万七は少しいきり立ちます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんな証拠をつきつけてもランドリュは...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...あの娘(こ)が真蒼な顔をしていたという証拠がまだありますわ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...今日の短歌の拠り処は大体二つあつて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...これは宮女立ち小便の証拠らしくもある...
南方熊楠 「十二支考」
...後日の証拠(あかし)とし...
夢野久作 「白くれない」
...桑港(サンフランシスコ)に根拠を構え...
夢野久作 「暗黒公使」
...ここは将来有力な爆薬(ハッパ)の根拠地(たまり)になる見込みがあります...
夢野久作 「爆弾太平記」
...想像に拠った所寡少としません...
吉川英治 「山浦清麿」
...栗等の果実(くわじつ)に拠(よ)りて餓死(がし)を免(のが)れんとすと...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
...決行して見ると在来の恐怖が根拠のないものであることが解った...
和辻哲郎 「鎖国」
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