...その証拠(しょうこ)には...
海野十三 「怪星ガン」
...これまで初心(うぶ)な生娘(きむすめ)でなかつた事を証拠立てて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...独り『古事記』の記事の順序を根拠として...
高木敏雄 「比較神話学」
...火事を重大視した実際的な証拠として...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...周さんに聞えないように小声で私に白状したところに拠(よ)ると...
太宰治 「惜別」
...その日も証拠あさりに夢中でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大した証拠も上がらなかったので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼が犯行後如何に冷静であったかという一つの証拠として...
浜尾四郎 「殺人狂の話」
...わたしの仕業でないという証拠...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...お前が岩井の介錯をしてやった証拠に...
久生十蘭 「魔都」
...かつてその証拠を求むるを知らざりしなり...
福沢諭吉 「物理学の要用」
...もっと証拠が欲しいか」ロチが満足げに言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...わが邦が古いというばかりで古い証拠なくなるなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...上条の帳場の時計も折々岡田の懐中時計に拠(よ)って匡(ただ)されるのである...
森鴎外 「雁」
...人間の弱さと不完全との証拠にしようとする気なのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...証拠の書類を返して貰いにきた...
山下利三郎 「誘拐者」
...その推算を小次郎の師と伝えられている富田勢源(とだせいげん)の伝に拠って考証している点は史眼があるといっていい...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...百済観音は写実的根拠を有する点において聖林寺観音に劣らない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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