...その事はけっしてその婦人がよく日本を了解(りょうかい)していたという証拠にはならぬではなかろうか...
石川啄木 「弓町より」
...「私は今まで根拠が薄弱と考えたことはないのですが...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...特に漫画を低級なものと考えるべき必然な根拠を見出す事は困難である...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...と思わせるだけの根拠は...
寺田寅彦 「鑢屑」
...吾々は無論幾何学者と共に空間の無限可分割性を承認しなければならない――その根拠は第一批判の感性論に於て与えられている...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...その証拠には、彼らの知恵も、彼らの情熱も、かつてキリストによって示されしもの以外に、人間とその品位に相当するすぐれたお姿を、創(つく)り出すことができなかったのではないか...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...現実の存在の最後の拠点を...
中井正一 「美学入門」
...証拠になるべきものは塵一つ落してはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く証拠のないでたらめでございますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...具体的な証拠を示してやるというつもりか...
夏目漱石 「行人」
...私が改めて証拠を持ち出すまでもなかろう...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...下手人はあわてて居る証拠だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女人芸術に拠っていました時...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...どんな個別の活気の程度にも依拠していない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...法律上の問題がゆるす限りのさまざまの相反する論拠を活溌に論議することから生ずるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは医者たちがその薬の確実を証拠立てるために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...伝説的価値以上の根拠はない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...正義に拠(よ)る一部の若ざむらいどもが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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