...自分上京の折は一度拝顔を得て...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...再び君に拝顔の機を得たわけ...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...破笠子の口添を待ちわれは今夕(こんせき)図(はか)らず拝顔の望を達し面目(めんもく)この上なき旨申述ぶる中にも万一先生よりわが学歴その他の事につきて親しく問はるることあらば何と答へんかなぞ宛(さなが)ら警察署へ鑑札受けに行きし芸者の如く独り胸のみ痛めけるが...
永井荷風 「書かでもの記」
...いずれ拝顔の上とか何とかあるだけで...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...鈴木にも久々(ひさびさ)だから余所(よそ)ながら拝顔の栄を得ておこう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...お示しの条件については拝顔の上ともかくご相談いたしたく候』と書いてありますね...
平林初之輔 「五階の窓」
...今日はまず御拝顔を得たこととし...
吉川英治 「上杉謙信」
...御拝顔を得たいと...
吉川英治 「大岡越前」
...ちょっと拝顔の栄を得て...
吉川英治 「黒田如水」
...久しぶり拝顔して...
吉川英治 「三国志」
...拝顔の栄を得たことは...
吉川英治 「三国志」
...天皇への御拝顔をとげる以前に...
吉川英治 「私本太平記」
...河内殿へ……拝顔のおゆるしを」と...
吉川英治 「私本太平記」
...「拝顔の儀をすました上は...
吉川英治 「新書太閤記」
...今生(こんじょう)の拝顔も成り難けれど...
吉川英治 「新書太閤記」
...ご拝顔を得とう存じて...
吉川英治 「親鸞」
...妻もやがて、ご拝顔を得て、お礼を申しあげたいといいおります」話しているうちに、西仏(さいぶつ)も教順も、生信房(しょうしんぼう)たちも、托鉢(たくはつ)から帰ってきた...
吉川英治 「親鸞」
...御拝顔を得たいと申されておりますが」――と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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