...御仁のご意見を拝聴しました...
...「拝聴御見参申し上げます」...
...田中〔穂積〕先生のご議論はまだ拝聴しないが議論はそう六ヶ(むつか)しくはない...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...北京の人の諤々(がくがく)たる時事解説を神妙らしく拝聴しながら...
太宰治 「佳日」
...そうして味噌漬の話や塩鮭の話を拝聴していなければならぬ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...かしこまつて拝聴してゐなければならぬのである...
太宰治 「津軽」
...拝聴しよう...
太宰治 「津軽」
...先生の御高説を拝聴したのであるが...
太宰治 「花吹雪」
...「私は先生の講義を拝聴いたしておった者でございます」宮地翁はこの詞(ことば)によって河野が聴講生であったことを知った...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...御高話拝聴と云う恰好(かっこう)で長いこと坐(すわ)っていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何か御感想が拝聴出来れば結構なのでございますが...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...黙って拝聴するが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...民衆が有難く拝聴する義務のある所以ではないか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...本来は築地(つきじ)辺一番便利と存じ最初より註文(ちゅうもん)致置候処いまだに頃合(ころあい)の家見当り申さぬ由あまり長延(ながびき)候ては折角の興も覚めがちになる恐(おそれ)も有之候間(あいだ)御意見拝聴の上右浅草(あさくさ)か赤坂かの中(うち)いづれにか取極(とりき)めたき考へに御座候...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...「天然居士(てんねんこじ)の墓碑銘(ぼひめい)ならもう二三遍拝聴したよ」「まあ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...今が今まで真面目に拝聴していたんだよ」と云った迷亭君は誰かサンドラ・ベロニの講釈でも聞くかと思のほか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...久米正雄氏等の文芸講座を拝聴したが...
萩原朔太郎 「ラヂオ漫談」
...ただいまの主任のお説はたいへん面白く拝聴しまして大いに参考になりましたが...
平林初之輔 「五階の窓」
...連隊長の訓示というものも拝聴しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...万事のお話を拝聴致しまして...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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