...御仁のご意見を拝聴しました...
...「拝聴御見参申し上げます」...
...ことによれば拝聴に罷り可出候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...皆を連れて拝聴にまいりました...
太宰治 「新ハムレット」
...いい加減に合槌打って拝聴しながら一枚一枚見ていって...
太宰治 「誰も知らぬ」
...かしこまつて拝聴してゐなければならぬのである...
太宰治 「津軽」
...「私は先生の講義を拝聴いたしておった者でございます」宮地翁はこの詞(ことば)によって河野が聴講生であったことを知った...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...否(いや)でも応でもそれを拝聴していなければなりませんでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...拝聴しながら想いをどこやら千里の外に飛ばしていたと見え...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...弁論をただいま拝聴せる言語と言い...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...本来は築地(つきじ)辺一番便利と存じ最初より註文(ちゅうもん)致置候処いまだに頃合(ころあい)の家見当り申さぬ由あまり長延(ながびき)候ては折角の興も覚めがちになる恐(おそれ)も有之候間(あいだ)御意見拝聴の上右浅草(あさくさ)か赤坂かの中(うち)いづれにか取極(とりき)めたき考へに御座候...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...三人綺麗(きれい)なところを呼寄せ久ぶりで先生の美音を拝聴いたしたいもので御座ります...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...それは日曜日の朝みんなそろって天主堂へミサ拝聴に参る時であった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...こう云う場合に馴(な)れた父は「いやあすこは非常に面白く拝聴した」と客の謡(うた)いぶりを一応賞(ほ)めた後(あと)で...
夏目漱石 「行人」
...また教会へ行て自分より劣った牧師の説教でも拝聴し...
新渡戸稲造 「人格を認知せざる国民」
...ともかく君の御忠告はあり難く拝聴しておく」こう云って私は衝突をさけようとした...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...山中「拝聴拝聴...
三宅花圃 「藪の鶯」
...連隊長の訓示というものも拝聴しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一同謹んで拝聴する...
森鴎外 「余興」
...ふみ子の歌でも拝聴するか...
森本薫 「女の一生」
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