...この像を拝するにそぞろに落涙せり...
泉鏡花 「一景話題」
...酒の神バッカスを崇拝するのあまり...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...すべて天才の事業を認めて心よりそれを崇拝するものは男よりも女に多いものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...庶民が壁に塗り込んでまで阿弥陀如来を礼拝するので...
種田山頭火 「行乞記」
...良識をば科学的精神の対立物として礼拝する...
戸坂潤 「読書法」
...侏儒(しゅじゅ)は連隊の鼓手長を崇拝する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...三 崇拝する理由数箇条私がソクラテスを好み...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...今一歩を進めて本人も御抜擢(ごばってき)の命を拝することあらん...
福沢諭吉 「学者安心論」
...ここに文化七年(1810)に物故せるこの偉人の髑髏を拝することを得たる事実は...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...一たび二重橋下に鳳輦(ほうれん)を拝するを得せしめざりしは返すがえすも遺憾(いかん)のことなり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...今日世人が『古今集』を崇拝する気味合(きみあい)は能(よ)く存申候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...『古今集』を崇拝する人あり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...あの甲冑を拝するたびにそれを考える...
山本周五郎 「新潮記」
...其間にも屡跪拝する光景は厳粛であり...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...天子に朝拝する折もめったになく...
吉川英治 「三国志」
...まるでわが母を拝するようにねぎらって...
吉川英治 「三国志」
...自然! それがつゝめるあらゆる驚異! 私は汝の永久に鎖されたる扉前に立ちて汝を崇拝する...
吉田絃二郎 「沈黙の扉」
...しかしギリシアの神々に似た人間的な神を崇拝する古昔の伝統は...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??