...柿江は本当に恐ろしがって招き猫のような恰好をした)乱暴はよせよ...
有島武郎 「星座」
...招き猫の樣にして寄せ合はせた兩手の上へ顎を置き...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...精力絶倫……」招き猫みたいな手つきをして...
高見順 「いやな感じ」
...招き猫の手みたいと言うか...
高見順 「いやな感じ」
...・とめられて泊つて海の音(帰城子居)・大きいのが小さいのが招き猫が春の夜役場のさくらのいそがしくもちるか水の上はまだ寒い火を焚いて朝早くそこら人声のして明けてくる春の波朝の海からどしどし運びこんでゐる・ほろりと最後の歯もぬけてうらゝか・水にうつりて散つてゐるのは山ざくら・山ふところの山さくら花ざかり・芽ぶいて山はあふれてさゞなみ・啼いて鴉の...
種田山頭火 「旅日記」
...招き猫の招く手は...
外村繁 「落日の光景」
...左の二匹の招き猫が並んでいる...
外村繁 「落日の光景」
...招き猫のような格好をしておいて...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...招き猫の手つきをする...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...招き猫は大小となく出来ていた...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...招き猫のような手附きで話をしながら...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...その中にはお多福(たふく)も大黒(だいこく)も恵比寿(えびす)も福助(ふくすけ)も裸子(はだかご)も招き猫もあつて皆笑顔をつくつてゐる...
正岡子規 「墨汁一滴」
...白猫黒猫三毛猫山猫招き猫...
正岡子規 「墨汁一滴」
...一四 イタリーの招き猫名マネージャー・ルサルディルサルディという人はイタリーのマネージャーで...
三浦環 「お蝶夫人」
...招き猫といって猫を飼ったり...
三浦環 「お蝶夫人」
...そこに招き猫があった...
宮本百合子 「一太と母」
...又招き猫という、縁起の猫の本尊(由来不明)があって、花柳界などこの頃大層な儲りかたにつれ、お猫様繁昌で紫のまくがはってあったりするのを見ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...招き猫と称して座蒲団の上などに...
柳田國男 「どら猫観察記」
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