...「拙者」は、武士が自分自身を謙遜する言葉として使われます...
...「拙者」ではなく、「私」と言う方がより一般的な言葉遣いです...
...「卑怯のようなれど、拙者、御家老と刀をあわせる気はござらぬ...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...つまり、あなたとわたくしとは、敵同士(かたきどうし)の間でありました」「いや、拙者は、ほかの人を怨(うら)むというべき理由を持ちませぬ……あの嫂(あによめ)でさえも……」と、兵馬はおとなしく言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者宅に幾日でも御逗留(ごとうりゅう)くだされて...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここに拙者が坐ったままでいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついに拙者の泊る宿所がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者も必死とお止め申したが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...拙者が言い交した女を横取りしたのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「その大切なしんがりのお役目を拙者が引き受けて進ぜる...
本庄陸男 「石狩川」
...拙者も至って孝心深く...
南方熊楠 「十二支考」
...拙者が腹にもないことを言っていると言うのか? それを聞こう...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...拙者の道場で打ちのめされた腰抜け侍だな」「おお...
吉川英治 「剣難女難」
...おそらく彼も拙者のことを記憶しておるにちがいないと思う」「よかろう...
吉川英治 「三国志」
...手に武具をたずさえず――拙者のこれへ参ったのは...
吉川英治 「三国志」
...重々拙者の軽率に相違ございません」「古人子貢(しこう)の言葉にもある――ココニ美玉アリ...
吉川英治 「三国志」
...拙者(せっしゃ)には武力はありますが名はありませぬ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...拙者も大夫のお断りが御尤もだと心得る』『なぜ?』玄渓は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...練磨をしておくのは当然じゃと拙者は思う...
吉川英治 「宮本武蔵」
...いずれ拙者も心がけて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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