...不計(はからず)も拙老(せつろう)先年之行為(こうい)に於て御議論(ごぎろん)数百言(すうひゃくげん)御指摘(ごしてき)...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...今夜拙老の隠宅へ来なさい...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...拙老が手伝うて遣わすぞ」「何から何まで御親切な」滝之助は感激した...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...それというも拙老の寿命の尽きる時が参ったからじや...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...拙老が三増峠で介抱した老人も...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...それには少からず誠意を寄せる拙老じゃ...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...その代りには拙老...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...それで拙老も安心じゃ」朝露夕電(ちょうろせきでん)...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...取出して多年苦心の拙老に早く安堵をさしてくれ」「かしこまって御座りまする」滝之助は闇の山路を却(かえ)って幸いに...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...拙老がどこまでも保証仕るで...
江見水蔭 「備前天一坊」
...拙老此(こ)の歳に及び斯(か)かる憂きことを耳にいたし候は何の因果かと悲歎やる方なく候...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...然(しか)る上は拙老より篤(とく)と本人へ申聴かせ何卒(なにとぞ)して料簡を入替えさせ度(たく)...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...拙者は別に用向があって上方(かみがた)から――して先生はこれからどちらへ」「拙老(わし)は伊勢参りの帰りじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...勿論拙老宅に引込罷在候而已に而(て)は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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