...或行動を拘束するのは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...『かうしていろんなガツ/\者共が食べ荒らすにも拘はらず...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それにも拘らず、あなたは、その難しい聯想の方を却って早く答えているのです...
江戸川乱歩 「心理試験」
...二人の夫婦は二時間ばかり警察に拘留されたことがあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...井谷の忠告があったにも拘(かかわ)らず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...兎も角も表面上では場所の空間の表象を省略することが許されるに拘らず...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...時間は永遠に対する対立物であるにも拘らず...
戸坂潤 「科学論」
...拘束のない広々とした境地に置きたかった...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...この人は足袋の穴に拘泥していたのである...
夏目漱石 「野分」
...それにも拘(かかは)らず...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...この源吉の顔に拘(かか)わるというものだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御身分に拘わりましょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...踵(きびす)を回(めぐ)らして自ら裁判所の拘留室へ赴かれた...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その時自分夫婦は腹からの乞食でなく実は拘薩羅国の王と后だと打ち明けたらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...七月三十一日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕七月三十一日 第七十一信さて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十月二十三日〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(代筆 中西利雄筆「樹間」(一)...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十月十一日夜 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕十月十一日十七日までに着かすためには...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...陣太鼓の遠くから鳴りとどろいて来るようなこんな暑さに拘らず...
横光利一 「旅愁」
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