...彼らの多くは悪い習慣にも拘わらず活力ある老年に達している...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...儀作は最初の意気込みにも拘らず...
犬田卯 「荒蕪地」
...しかしこういう黄金時代にも拘わらずトキユタは影を隠さなかったと見えて...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...そとを歩く時はいつも明き間を心がけてゐるに拘らず...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...にも拘らず「農村」を匡救すればそれがおのずから「農民」の匡救になるだろう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...それにも拘らず一種の私有財産であり...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...経験と共に始まるにも拘らず...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...同族中公の言動を議するもの亦少なからざりしに拘らず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...平素は身装に無頓着なのにも拘らず...
豊島与志雄 「立札」
...ものの考えかたにも拘束されない自由なスタイルがつきまとう...
久生十蘭 「ノア」
...拘引されたこと自体が全く意想外であつた...
平出修 「逆徒」
...「研究の自由を拘束する学閥への別辞」というセンチメンタルな文章を発表し教授の職を辞したのであつた...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...私は妹の給料に就いて、何の要求もしなかったが、それにも拘らず、院長は六ヶ月分の給料を前払いにしてやっても好いと申し出して呉れた...
松永延造 「職工と微笑」
...六月十二日〔巣鴨拘置所の顕治宛 山口県島田より(封書)〕第二十七信...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...七月十七日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕七月十七日 第六十六信ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...九月十二日〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕九月十二日 第六十二信十日づけのお手紙...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうでしょう?二月五日ひる〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕二月二日三十日にかいて下すったというお手紙...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...にも拘らずわれら如き小事件を追求するとは卑劣である...
山本周五郎 「思い違い物語」
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