...例えば「障子」に対して「戸」と答えた時間が一秒間であったにも拘らず...
江戸川乱歩 「心理試験」
...それにも拘らず時間は止まっていて物をその上で流すのである...
戸坂潤 「科学論」
...俗間の多くの批難と注文とに拘らず...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...完全に別なものではあり得ないにも拘らず...
戸坂潤 「思想としての文学」
...足利時代は亂世であるに拘らず一向天才が現はれない...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...惰気を催おすにも拘(かか)わらず...
夏目漱石 「それから」
...ひたすら事業に拘泥(こうでい)するばかりに侮辱に耐え...
火野葦平 「糞尿譚」
...見知らぬ人の姿が日の光をさえぎっているにも拘らず...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...拘禁生活をさせられていた人々ばかりでなく...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第五巻)」
...十一月十日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(演劇「土」の舞台写真の絵はがき)〕十一月十日...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十一月十八日〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(代筆 封書)〕十一月十八日あなたの方がうちよりも風邪については早手まわしでいらっしゃいましたね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十一月二十日十一月二十二日〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(代筆 封書)〕十一月二十二日今日の日曜は珍らしく穏やかな秋の小春日和です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...主人の年が積もつてゐるにも拘はらず...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...作為こそは拘束である...
柳宗悦 「雑器の美」
...必ず多少とも拘束(こうそく)と強制の要素が伴うのである...
矢部貞治 「政治学入門」
...しかもこれは成功不成功に拘(かかわ)らずで...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...あの顔の中の口つきは特に笑っているのではないにも拘らず...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...それにも拘(かかわ)らず...
横光利一 「微笑」
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