...十四日夜間の活動は主に横山の正東に當り海拔約二百米突の所に在る噴火口よりし...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...あのピエロオの拔作め...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「胡弓」
...」と拔からず横着な申し出をして...
太宰治 「お伽草紙」
...すぐにも引(ひ)ッこ拔(ぬ)いてくれようといふンぢゃ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...曰はれし彼は先鋒の中より拔けて進み出で...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...全く時代精神の傾向を見拔いて居るからだ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...底の拔けた足袋も一所に置いてある...
長塚節 「佐渡が島」
...もう風呂は拔いてあつて...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...箪笥(たんす)の中の脇差を拔いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「繩拔けをして、何處かへ飛んだきり、死んだといふ噂を聽かないから、まだ生きて居たんだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三杉の次男坊を嫌ひ拔いてることは事實ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの宗方樣を怨んでゐるやうなことは御座いませんか」「怨んでゐるよ」「へエ――」平次は少し度膽(どぎも)を拔かれました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...實は長崎の拔け荷仲間で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがに腰を拔かして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...良吉は妻に向つて出し拔けに云つた...
正宗白鳥 「母と子」
...それではあんまり出し拔けだから...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...あちこちの暗い穴のやうな通り拔けや...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...若芽のころ摘んで茹(ゆ)づればそのくさみは拔け...
若山牧水 「家のめぐり」
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