...私どもの家作はすべて拓務省大蔵省あるひは三井三菱といふやうなところへお勤めの方ばかり入つてゐられるのでして...
高田保 「貸家を探す話」
...拓務省といへば、私の郷里から出た代議士が大臣になつたことのある役所である...
高田保 「貸家を探す話」
...――拓務省では、満蒙自衛移民のために花嫁の周旋を始めたそうであるが、満蒙自衛移民のために周旋するのならば問題もあるまいけれども、逆に、花嫁のために満蒙自衛移民を御亭主として周旋するというような顔をするのだと、あまり罪造りな結果にならないように希望したいものである...
戸坂潤 「社会時評」
...旗色の悪いのはそこで拓務省である...
戸坂潤 「社会時評」
...一体拓務省は満州を植民地と考えたがる悪い癖があるのだが...
戸坂潤 「社会時評」
...拓務省廃止案さえ提出される...
戸坂潤 「社会時評」
...ただでさえ影が薄くて他の植民地の監督に就いてさえ色々の疑問が起きる拓務省としては...
戸坂潤 「社会時評」
...外務省や拓務省腹案に較べて...
戸坂潤 「社会時評」
...外務省や拓務省だからホンの相の手で...
戸坂潤 「社会時評」
...拓務省案は之に反して...
戸坂潤 「社会時評」
...単に拓務省案が駄目になりそうなばかりではなく...
戸坂潤 「社会時評」
...そこでおのずから外務省に対応する駐満大使領事館の検事と拓務省に対応する関東庁の警察官とが原地に於て対立するわけになったのである...
戸坂潤 「社会時評」
...拓務省側関東庁側の排撃を意味するものに他ならぬ...
戸坂潤 「社会時評」
...拓務省あたりの宣傳も利いたとみえて...
林芙美子 「うき草」
...おおかた拓務省の自動車や武藤家の自動車がうちの前まで並んでいたからであろう...
林芙美子 「落合町山川記」
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