...來年の議會に提出する拓殖案には...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...またアイヌ語の地名や研究については、開拓者として、バチラーさんと並んで、永田方正さんの功績も、まことに偉大なものがあるのであります...
知里真志保 「アイヌ語学」
...自身の境地を拓(ひら)いて行った...
徳田秋声 「仮装人物」
...認識は真理の獲得であり開拓であり実現であるわけで...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...アジェンダス・ネタイム……拓殖会社……...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...新しい世界を開拓してゆく者は...
豊島与志雄 「作者の住む世界」
...近郊の開拓せらるるにつれて次第に枯死し...
永井荷風 「向嶋」
...独逸(ドイツ)人の経営に係る南海拓殖商会であった...
中島敦 「光と風と夢」
...開拓精神(フロンティア・スピリット)を失わないこと...
中谷宇吉郎 「ピーター・パン」
...鋭意にそちらを開拓して行かれたならば...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...其(その)裾(すそ)の少(すこ)し平(たひら)な所(ところ)を拓(ひら)いて...
夏目漱石 「門」
...一つの領域を開拓した...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「開拓者」一と通り入った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「されば、われらの一団百五十名のものは、開拓使と共に生き得るものと、今日の今日まで信じていました、開拓使のみが、この誠意を知る友と感じていました、しかし、そうではなかった――と、すれば、よろしい、ご趣旨の通りお伝え致そう――」「そのことなれば、阿賀妻さん」堀は小さな眼で相手の胸もとを睨(にら)みつけていた、「いくらも方法はあります」と、彼は反対に余裕をもってつづけた、「方法を考えることも出来ます、とにかく、ごたごたと、つまらぬ面目にかかずらっている時代じゃありません、――なに、もうそんな時刻か、身どもは行かねばなりません、いずれ後刻」堀は手をついて片足ずつ起ちあがった...
本庄陸男 「石狩川」
...――宮松の庭には、拓榴があった、そうして、その頃、花が開いた...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...これ等の精鋭な新人達と共に新芸術の研磨開拓に精進し...
三岸好太郎 「黄色い鋼鉄船」
...そのなかに自分たちの道の開拓があると信じていた...
山本周五郎 「おれの女房」
...神父セスペデスが日本人イルマンのパウロと共に開拓に行っていた岐阜地方でも...
和辻哲郎 「鎖国」
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