...及ばずながらもこれが自分の抱懐の一つである...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...暫らくしたら多年の抱懐や計画や野心や宿望が総(すべ)て石鹸玉(シャボンだま)の泡のように消えてしまって索然とするだろう...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...かねて自己の抱懐してゐた高邁の政治談をこの大政治家に向つて開陳した...
太宰治 「津軽」
...同一の志趣を抱懐(ほうかい)しながら...
太宰治 「花吹雪」
...作者が抱懐する舞台のイメージの進歩に依らなければ...
豊島与志雄 「舞台のイメージ」
...既に誰人の胸にも抱懐されてゐる所である...
中原中也 「詩と現代」
...私の抱懐(ほうかい)する尊崇と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...彼の抱懐するロマンティシズムの新傾向――わけても従来の常規を逸脱し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...いずれもその時期にとっては現実的なラジカルな政見を抱懐したのである...
服部之総 「福沢諭吉」
...それは手前の抱懐する主義と医術とに反するからです...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...わが抱懐する哲学理念に比べて之を観察してしまつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ますます老豪の精神を振うて世界の人民に対(むか)ってその抱懐するところを訴え...
穂積陳重 「法窓夜話」
...富も誉れも願わざりけり余ガ年少時代ニ抱懐セシ意見左の一篇は私が年少時代にわが郷里土佐高岡郡佐川町の自宅に於てその当時私の抱懐していた意見を書き附けたもので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...一度ならず抱懐(ほうかい)の一端は申しのべたが...
吉川英治 「黒田如水」
...君の抱懐している真実を告げるんだね...
吉川英治 「三国志」
...べつに自己の謀(はかり)とする抱懐(ほうかい)もつぶさに述べて...
吉川英治 「私本太平記」
...――それへ自分の抱懐している完全武門統治にひとしい志(こころざし)を洩らすとしたら? ――...
吉川英治 「私本太平記」
...それを抱懐(ほうかい)する私の理由と共に...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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