...そして何か英雄的(ヒロイック)なものを心に感じながら...
大阪圭吉 「花束の虫」
...それをかまわず筆をつける時にはかなりヒロイックな気持ちになる...
寺田寅彦 「自画像」
...過去の思い出に今一度ヒロイックな美しい感銘を与えんとて来たのであろう...
豊島与志雄 「恩人」
...そういうものの持つヒロイックな魅力...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...そういうものの持つ一種ヒロイックな魅力...
豊島与志雄 「性格を求む」
...心はヒロイックだって...
豊島与志雄 「反抗」
...むしろヒロイックになって...
中井正一 「地方文化運動報告」
...ヒロイックな悲劇性を帯びるものであると...
中井正一 「聴衆0の講演会」
...雲と水と丘との間に屹然(きつぜん)と独り目覚めてあることは! 私は次第にヒロイックな気持になって行った...
中島敦 「光と風と夢」
...早くそのヒロイックな権力感情を養成した時...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...詩情に於ける「情緒的(センチメンタル)なもの」と「権力感情的(ヒロイック)なもの」との...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...かかるヒロイックな権力表現を求める詩人が...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...同時に一方でヒロイックな叙事詩を書いている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ヒロイックな叙事詩を書こうと企てたのである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...人間性の地獄から呼びあげてくる真の力強いヒロイックの権力感を高翔(こうしょう)さすのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...今の私のヒロイックな...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...決してヒロイックに語らない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ロマンチシズムとヒロイックなスラビナの時代はまだロシア人は香のいい肥料があったのです...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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