...「自然との調和と抱合」とに在りとする外自分には新しい見解がない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...資本と政權との抱合による大罪惡を隱ぺいしたいのです...
石川三四郎 「浪」
...縁側を膝立って来た――婦(おんな)たちは皆我を忘れて六畳に――中には抱合って泣いているのもあるので...
泉鏡花 「婦系図」
...上と下とからの抱合(サンドイッチ)兵団の攻撃にあっては...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...自ら神は愛なりという思想と抱合し...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...当然以上の諸観念の中に十分に抱合さるるものに相違無いので...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...その批評それ自身が批評される当躰と同一乃至抱合の境地に達しない以上は――...
田山録弥 「須磨子の死」
...火(ひ)と煙硝(えんせう)とが抱合(だきあ)へば忽(たちま)ち爆發(ばくはつ)するがやうに...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...ただただわが維新の大改革なるものは内外の刺衝一時に抱合し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...おぞくも生死を共にして抱合いの形に落ちてしまった...
中里介山 「大菩薩峠」
...――地球の歴史はすでにこの変化を予想しつつある――活溌(かっぱつ)なる酸素が地上の固形物と抱合(ほうごう)してしだいに減却するならば...
夏目漱石 「思い出す事など」
...山と山が抱合っている隙間(すきま)から谷底へ陥落したような低い町にあります...
夏目漱石 「行人」
...彼らはこの抱合(ほうごう)の中(うち)に...
夏目漱石 「門」
...とうてい親和抱合(ほうごう)すべからざるものと思わるれども...
福沢諭吉 「学者安心論」
...理において決して抱合(ほうごう)すべきに非ざれども...
福沢諭吉 「学者安心論」
...あれと此とを綿密に6990抱合させて御覧なさい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...キリストやクレオパトラだって今の世に生まれていたら柊林(ハリウッド)あたりのステージで抱合って...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...シッカリ抱合った全裸の男女が...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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