...「自然との調和と抱合」とに在りとする外自分には新しい見解がない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...3尤も「自然との調和抱合」と云つても外より見ると内より見ると二樣の區別がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...從つて自然と抱合するの主義も亦主として内に住む人の立場から解釋しなければならぬ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...ぐいと胸で抱合った機掛(きっかけ)に...
泉鏡花 「薄紅梅」
...その抱合(サンドイッチ)兵団とは...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...その抱合(サンドイッチ)兵団のことは...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...悲しみの涙の中に二人の心が漂ひながらいつか抱合ふ...
竹久夢二 「砂がき」
...接触であり抱合であり渾融である...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...「抱合心中というのは...
富田常雄 「面」
...ひしと抱合(いだきあ)って...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...船をめがけて漂い来った二つの抱合い死体は完全にこの船の内部に助け上げられました...
中里介山 「大菩薩峠」
...――地球の歴史はすでにこの変化を予想しつつある――活溌(かっぱつ)なる酸素が地上の固形物と抱合(ほうごう)してしだいに減却するならば...
夏目漱石 「思い出す事など」
...彼らはこの抱合(ほうごう)の中(うち)に...
夏目漱石 「門」
...あなたの体は精細な五官以上の官能で震へると思ふ……それは涙と笑の心置きない抱合から滲みでるもの...
野口米次郎 「能楽論」
...とうてい親和抱合(ほうごう)すべからざるものと思わるれども...
福沢諭吉 「学者安心論」
...かの守旧家と一時の抱合をなすのおそれなしというべからず...
福沢諭吉 「学者安心論」
...そのたびごとに姉妹は抱合って泣いた...
水上滝太郎 「九月一日」
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