...吹晒し同樣とも云ふ可き程完全を極めたる「自然との抱合」を實現してゐなかつたであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...自然との抱合を主義とする住宅も生活の理想と大なる矛盾を感ぜずに居られたであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...資本と政權との抱合による大罪惡を隱ぺいしたいのです...
石川三四郎 「浪」
...ぐいと胸で抱合った機掛(きっかけ)に...
泉鏡花 「薄紅梅」
...縁側を膝立って来た――婦(おんな)たちは皆我を忘れて六畳に――中には抱合って泣いているのもあるので...
泉鏡花 「婦系図」
...抱合兵団(サンドイッチへいだん)の攻略に気がつかなかったのであろうか...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...さきが見えてたんだな」孫文はつとに共産党に対して抱合(だきあい)政策を取っていた...
高見順 「いやな感じ」
...悲しみの涙の中に二人の心が漂ひながらいつか抱合ふ...
竹久夢二 「砂がき」
...自然と抱合し自然に没入した後に...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...抱合(だきあい)心中で御座います...
富田常雄 「面」
...「抱合心中というのは...
富田常雄 「面」
...御推察の通り抱合い心中...
中里介山 「大菩薩峠」
...その報告を綜合してみると……案のごとく男女の抱合い死体であったこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼らはこの抱合(ほうごう)の中(うち)に...
夏目漱石 「門」
...彼等(かれら)は此(この)抱合(はうがふ)の中(うち)に...
夏目漱石 「門」
...二人一緒に抱合う様にして...
広津柳浪 「昇降場」
...理において決して抱合(ほうごう)すべきに非ざれども...
福沢諭吉 「学者安心論」
...かの守旧家と一時の抱合をなすのおそれなしというべからず...
福沢諭吉 「学者安心論」
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