例文・使い方一覧でみる「抱っこ」の意味

...「ろ」「それから」「は」あなたは母様の膝（ひざ）に抱っこされて居た... 「ろ」「それから」「は」あなたは母様の膝に抱っこされて居たの読み方
竹久夢二「少年・春」

...お父様に抱っこしてごらんなさい... お父様に抱っこしてごらんなさいの読み方
豊島与志雄「子を奪う」

...しっかり抱っこして……... しっかり抱っこして……の読み方
豊島与志雄「南さんの恋人」

...抱っこしてほほずりしてくれた思い出のほうがうれしいのだ... 抱っこしてほほずりしてくれた思い出のほうがうれしいのだの読み方
永井隆「この子を残して」

...そして元柳ばしぎわに船をつけてもらうと、抱っこしたまま、いい匂いのものにくるまれて、薬研堀（やげんぼり）の囲いものの家へ投りこまれた...
長谷川時雨「牢屋の原」

...睦じく抱っこ寝んねしている間に... 睦じく抱っこ寝んねしている間にの読み方
宮本百合子「田舎風なヒューモレスク」

...抱っこして寝たりしましても... 抱っこして寝たりしましてもの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳「ファウスト」

...その心に何の動きもあらわれず・その体にも少しも可愛いと思わせるような風情をあらわさない・生れたばかりの赤ん坊を抱っこしたりいたしますが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...「玄関ぐらいならね、さあ抱っこして、おおこれは重くなった、大さんまた重くなったぞ」「だいたん重たい、はは、重たいねえ」勝江が背中を薄夜着でくるんだ...
山本周五郎「つばくろ」

...「いまこれが日本橋から届きましたの」とおくみが云った、「あまりみごとですから、おめにかけるだけでもと思って」「うん、みごとだ」と甲斐は云って、乳母のほうを見、かよに向かって微笑した、「また抱っこか、かよはいつも抱っこだな」かよは誕生を過ぎたばかりであるが、もう達者に歩くことができるし、舌たらずながら、おしゃまな口をきいた... 「いまこれが日本橋から届きましたの」とおくみが云った、「あまりみごとですから、おめにかけるだけでもと思って」「うん、みごとだ」と甲斐は云って、乳母のほうを見、かよに向かって微笑した、「また抱っこか、かよはいつも抱っこだな」かよは誕生を過ぎたばかりであるが、もう達者に歩くことができるし、舌たらずながら、おしゃまな口をきいたの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...抱っこね」とかよはとりついてあまえた... 抱っこね」とかよはとりついてあまえたの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...かよたんは抱っこでいるのよ... かよたんは抱っこでいるのよの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...抱っこで待っていよう」と甲斐は云った... 抱っこで待っていよう」と甲斐は云ったの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...大きい五つですからね」「では抱っこをする五つだな」かよは... 大きい五つですからね」「では抱っこをする五つだな」かよはの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...さいたんは七つでも抱っこをしますからね」とかよは話しをそらした...
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...妾がチャンと抱っこしていたのに……ええ... 妾がチャンと抱っこしていたのに……ええの読み方
夢野久作「狂人は笑う」

...お前にこうして抱っこされていてもよ……綱渡りの途中で綱が切れちゃって...
夢野久作「ココナットの実」

...あっしが少し抱っこして... あっしが少し抱っこしての読み方
吉川英治「野槌の百」