...「俺は反感を抱かせる」と云ふやうな恐ろしい言葉を...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...ワイトマンに疑いを抱かせる遑(いとま)もなく至極自然にそれをポケットに収(しま)いこんだことにある...
海野十三 「軍用鼠」
...もしや彼らが十二月八日をショックとして云いあわせたように気が変になったのではないかと疑念(ぎねん)を抱かせるものがあるのであったが...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...障子は妙にアト・ホオムな感じを抱かせる...
大杉栄 「獄中記」
...あれが人の心にいやな暗い疑ひや憎しみを抱かせるのではないかと私には思はれてなりませぬ...
太宰治 「右大臣実朝」
...どのみち相手に不満を抱かせることは避け難いのではないか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...われわれ後生をして及び難しの感を抱かせる原因である...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...石を抱かせる代りに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石を抱かせるほどのことはあるまい」仮縄を掛けた茂七を引据えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しよつ引いて石を抱かせるぞ」そんな時...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しよつ引いて石を抱かせるからさう思へ」八五郎がわめき散らすと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あったかいシュウマイを風呂敷に包んで母の下腹に抱かせる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私の頭に一つの想像を抱かせることになった...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...社会主義を抱かせるに関係のあった露国の作家は...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...さまざまの感想を私たちに抱かせると思う...
宮本百合子 「「愛と死」」
...或るさもしい感じを抱かせるのである...
室生犀星 「みずうみ」
...「その時節にくれたらよかったのに」と当然な恨みを抱かせるような贈物をくれるのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人に恐怖を抱かせるようなところがあった...
和辻哲郎 「鎖国」
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