...そっと肩を抱(かか)えるようにし...
芥川龍之介 「河童」
...皆を六一爺さんの畑の方へやってまた一抱えずつ偸(ぬす)ませた...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...犯人はしばり上げたあけみを抱いて...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...天皇は兄媛(えひめ)とそのつぎの弟媛(おとひめ)とだけをお抱(かか)えになって...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...力いっぱいうしろから抱いてやって激しくせきにむせかえったら...
太宰治 「HUMAN LOST」
...彼女に抱きつく)わたしほんとに幸福! これでもうわたし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...驚いて母家(おもや)から飛出して抱き起すと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼女は四人の子供を抱えて...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...乳母が赤ん坊を抱いてやって来ました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ほかに別段なんの企みも抱いていない時に限るのである...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...俺あお前のやうな辛抱人になりたくつて仕様がねえのに...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...須磨子は抱月のいなくなった後...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どちらか遠い部屋(へや)へ抱いて行くがよい」とまた院は女房へ注意をあそばされた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのとき旦那が牝鶏(めんどり)に家鴨(あひる)の卵を抱かしてみた...
山本周五郎 「青べか物語」
...おつねはそれを横抱きにし...
山本周五郎 「桑の木物語」
...文代は甲之助を抱いて来て...
山本周五郎 「めおと蝶」
...抱きつくように身をのせた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...すぐ大小を片手で束にして抱(かか)え...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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