例文・使い方一覧でみる「抜目」の意味


スポンサーリンク

...喜兵衛は狂歌の才をも商売に利用するに抜目(ぬけめ)がなかった...   喜兵衛は狂歌の才をも商売に利用するに抜目がなかったの読み方
内田魯庵 「淡島椿岳」

...刑事の捜索にどこか抜目があったと考える外はありません...   刑事の捜索にどこか抜目があったと考える外はありませんの読み方
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」

...何事にも抜目のない道具屋である...   何事にも抜目のない道具屋であるの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...抜目のない男ですが...   抜目のない男ですがの読み方
豊島与志雄 「道化役」

...とにかくそういう抜目(ぬけめ)のない男の事ですから学士になって或地方の女学校の教師になると間もなくその土地の素封家(そほうか)の壻養子(むこようし)になって今日では私立の幼稚園と小学校を経営して大分評判がよい...   とにかくそういう抜目のない男の事ですから学士になって或地方の女学校の教師になると間もなくその土地の素封家の壻養子になって今日では私立の幼稚園と小学校を経営して大分評判がよいの読み方
永井荷風 「雨瀟瀟」

...本当の値段を言っておくんなさいまし」「だから十八文でいいのだ」「先生酔っぱらっていなさるからいけねえ」「酔っぱらったって商売に抜目(ぬけめ)はねえ...   本当の値段を言っておくんなさいまし」「だから十八文でいいのだ」「先生酔っぱらっていなさるからいけねえ」「酔っぱらったって商売に抜目はねえの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...小無頼漢のうちの抜目のないのがこれを利用することになりました...   小無頼漢のうちの抜目のないのがこれを利用することになりましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...背の低い・小肥(こぶと)りに肥った・眼鏡の奥から商人風の抜目の無さそうな(絶えず相手の表情を観察している)目を光らせた・短い口髭(くちひげ)のある・中年の校長が...   背の低い・小肥りに肥った・眼鏡の奥から商人風の抜目の無さそうな目を光らせた・短い口髭のある・中年の校長がの読み方
中島敦 「環礁」

...抜目なく拳銃を膝にひきつけた...   抜目なく拳銃を膝にひきつけたの読み方
久生十蘭 「地底獣国」

...抜目なく出所進退を明らかにしておきましたの...   抜目なく出所進退を明らかにしておきましたのの読み方
久生十蘭 「魔都」

...抜目なく行き届き...   抜目なく行き届きの読み方
久生十蘭 「我が家の楽園」

...あの際疾い抜目なさがちゃんと忍びこんでおり...   あの際疾い抜目なさがちゃんと忍びこんでおりの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」

...新作戯曲などに対しても抜目なく関心を払つてゐたものらしく...   新作戯曲などに対しても抜目なく関心を払つてゐたものらしくの読み方
正岡容 「異版 浅草燈籠」

...かくて不折君は余に向ひて詳(つまびらか)にこの画の結構(けっこう)布置(ふち)を説きこれだけの画に統一ありて少しも抜目(ぬけめ)なき処さすがに日本一の腕前なりとて説明詳細なりき...   かくて不折君は余に向ひて詳にこの画の結構布置を説きこれだけの画に統一ありて少しも抜目なき処さすがに日本一の腕前なりとて説明詳細なりきの読み方
正岡子規 「墨汁一滴」

...「この頃は華族様でも抜目はおありにならないこと...   「この頃は華族様でも抜目はおありにならないことの読み方
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」

...抜目のない取りなしをして居る恭吉が如何程目立ったか分らなかったのである...   抜目のない取りなしをして居る恭吉が如何程目立ったか分らなかったのであるの読み方
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」

...敵は抜目なくその間から自身の利用すべきものを掴むのだ...   敵は抜目なくその間から自身の利用すべきものを掴むのだの読み方
宮本百合子 「刻々」

...中々慾(よく)に抜目(ぬけめ)はないな...   中々慾に抜目はないなの読み方
若松賤子 「黄金機会」

「抜目」の読みかた

「抜目」の書き方・書き順

いろんなフォントで「抜目」

「抜目」の英語の意味


ランダム例文:
つつむ        

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
線状降水帯   時代考証   放火犯  

スポンサーリンク

トップへ戻る