...山菜の抜殻を拾ってきた...
...家の周りに抜殻が散乱している...
...投げ捨てられた抜殻は自然環境に悪影響を及ぼす...
...春には芝生の上に抜殻がたくさん落ちている...
...中には科学の抜殻だけを満載して中実(なかみ)は空虚なのもあるようである...
寺田寅彦 「雑感」
...そうしてその出来事を想いだす時にはその暑寒の感覚はもう単なる概念的の抜殻になってしまっているようである...
寺田寅彦 「夏」
...肉体は抜殻に等しい...
外村繁 「澪標」
...抜殻のように――(只事の馬ではない)と...
直木三十五 「南国太平記」
...ただ漫然と魂の抜殻(ぬけがら)のように生きている未来を想像すると...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...買物かたがた」床の抜殻は...
夏目漱石 「虞美人草」
...ことに近頃は魂(たましい)の抜殻(ぬけがら)になっちまったんだから」「そう気を腐(くさ)らせないで...
夏目漱石 「行人」
...「妾(あたし)のような魂(たましい)の抜殻(ぬけがら)はさぞ兄さんには御気に入らないでしょう...
夏目漱石 「行人」
...ただ惚(ぼ)けかかった空(むな)しい義理の抜殻(ぬけがら)を...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...人間の抜殻が散歩しているような痴呆的なダンスだった...
久生十蘭 「復活祭」
...抜殻なんだ...
北條民雄 「戯画」
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