...こうして君からの手紙を抜書きするのも可笑しいが...
大杉栄 「男女関係について」
...それには乙羽の『欧山米水』から抜書(ぬきがき)された文章が立派に載つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...東遊記の二三の記事をここに抜書きしたといふわけでもあつたのだが...
太宰治 「津軽」
...六枚くらい抜書きしても...
太宰治 「鉄面皮」
...こんな抜書きは許すべからざる犯罪にきまっているが...
太宰治 「鉄面皮」
...ついでにもう二枚ばかり抜書きさせていただく...
太宰治 「鉄面皮」
...いいところだから抜書きしたというわけではない...
太宰治 「鉄面皮」
...左の言葉を手帖より抜書きして擱筆することとする...
中原中也 「詩と其の伝統」
...フルスカップの余白に細々と書き込まれた夢の抜書を読みながら...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...一週間たってから彼は私の前に次のような抜書きを置いた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...僕の抜書きの三番目のものに書いてある傍系的な事件がつけ加えられているように...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...しかし抜書きの五番目のものの日付は「六月三十一日火曜日」となっている...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...僕は漁村の二階で斯んな章を抜書してゐる...
牧野信一 「読んだ本」
...一九三五年十一月十六日(咲枝宛より抜書)私の勉強の眼目は(一)現在についての具体的知識...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...以下は私の日記の抜書を一つの報告文体に作り上げたものです...
夢野久作 「少女地獄」
...吾輩が後から読んで要点だけを抜書きにして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...日本一州未来記というものの抜書(ぬきがき)の一節なのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...シャビエルの定めた教理問答の抜書や...
和辻哲郎 「鎖国」
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