...自分の運を耐え抜く力が与えられることであろう……君の友L・v・ベートーヴェン*原注――必須の金にほとんど窮したベートーヴェンはロンドンのフィルハーモニック・ソサイエティーおよび当時英国にいたモーシェレスに宛てて...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...いやしくもそれを見抜く眼のある人ならわかりますし...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...牢乎として抜くべからざる勢力のあつた硯友社が根柢からくつがへされて行つたのは...
田山録弥 「明治文学の概観」
...完成原稿を引き抜く...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...自(みずか)ら颯(さっ)と太刀を引き抜くと...
中里介山 「大菩薩峠」
...前住者の器量を見抜くつもりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...之でも人を見抜く事は名人なのよ...
長與善郎 「青銅の基督」
...先へ廻って馬の眼玉を抜く事と...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...必要ならやり抜く覚悟だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...見抜くほどのものが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...古風な莨入(たばこいれ)を腰から抜くところであった...
山本周五郎 「青べか物語」
...背骨なんてものは断わってから抜くものか...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...スバラシイ加速度で生活状態を頽廃させて行きつつある……という叔父の心理状態がカクテールを入れた魔法瓶の栓を抜く刹那(せつな)の憂鬱を極めた表情を見ただけでも明らかに察しられるのであった...
夢野久作 「鉄鎚」
...正午に碇を抜く迄彼等は別(わかれ)を惜(をし)むのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...さっと抜くなり刃を背へまわして...
吉川英治 「三国志」
...矢は宋謙の胸板を射抜く...
吉川英治 「三国志」
...もう抜くことのできない悪事の沼に辷(すべ)りこんで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...死力を尽くしてもがき抜く光厳の耳元へ...
吉川英治 「源頼朝」
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