...山をも抜くに足りる意志の力を奮つて...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...死人(しびと)の髪の毛を抜くと云う事は...
芥川龍之介 「羅生門」
...あのボートを追い抜く位造作はありませんや」漁師は自慢らしく運転を始めたが...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...このダイヤル部分を――雨の日に大根を引っこ抜くみたいに...
オー・ヘンリ O. Henry 大久保ゆう訳 「罪と覚悟」
...引抜くと、きゅうっきゅうっと小気味の好い音を出す...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...見通し見抜く鋭い眼ではなく...
豊島与志雄 「碑文」
...それこそ植木鉢(うえきばち)にはえたちいさな草を引っこ抜くように...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「猫吉親方」
...それは両足に穴をぶち抜くのである...
北條民雄 「癩院記録」
...土木屋が岩盤を掘り抜くようなものだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...もしかしたら抜くかも知れぬ帯刀だけであった...
本庄陸男 「石狩川」
...ぐうっと、迫ってゆくと、闇の中で、お初の目が、凄(すさま)じく光って、「こんちくしょう! 殺してやるから! そんなに寄って来ると――」お初、もとより雪之丞の、真の手腕を知っているわけがない――嚇(おど)して、追っぱらおうとしたが、例の、帯の間の匕首(あいくち)を、キラリと抜くと、「こいつめ!」と、ビュウと、突ッかかって来る...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...武蔵も応とばかり、両刀抜く...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...にかわからこの匂いを抜く知恵ぐらいはたらかせる者はいないのかね...
山本周五郎 「季節のない街」
...麦を踏み大根を抜く日にやけた素面(すめん)素手(すで)で...
吉川英治 「江戸三国志」
...この甲州から足を抜くようにといさめて来たところだが...
吉川英治 「江戸三国志」
...かならず素っ首を引き抜くぞ」まるで旋風(つむじ)でも立つように...
吉川英治 「三国志」
...しかも拝領(はいりょう)したその刀は、武田家伝来(たけだけでんらい)の名刀般若丸(はんにゃまる)尺七、八寸の丁字(ちょうじ)みだれ、抜くにも手ごろ、斬るにも自在な反(そ)り按配(あんばい)、かの泣き虫蛾次郎(がじろう)がじまんする、あけび蔓(づる)をまいた山刀などとは、質(たち)がちがう...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「街道すじは生馬(いきうま)の目を抜く人通り...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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