...教養抜きの鑑賞の権利を承認することは出来ない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...二十六大作は縁側へ出、庭に向って、毛抜きで、頤髭(あごひげ)を抜いていた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...これは山の息抜きですから性質が違います...
中里介山 「大菩薩峠」
...とうとう居合抜きがはじまった...
中里介山 「大菩薩峠」
...はきと分らねど白地に葛(くず)の葉を一面に崩して染め抜きたる浴衣(ゆかた)の襟(えり)をここぞと正せば...
夏目漱石 「一夜」
...いきなり引抜きになって...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...最後までやり抜きます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
......
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ただ手当り次第に抜き出したるなり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...刀を抜き棒を振って豕を鏖(みなごろ)しにせんといきまき...
南方熊楠 「十二支考」
...ぶった斬ってしまえ! (同時に博徒等七人抜きつれてザザッと飛出して来る...
三好十郎 「斬られの仙太」
...」わたしはなるべく居抜きにして...
室生犀星 「故郷を辞す」
...そして御門から這入って縁側へぬけようとするところを抜き打ちに斬られたのでございます...
室生犀星 「ゆめの話」
...トパーズなぞの選(よ)り抜きで...
夢野久作 「死後の恋」
...臍(ほぞ)を噛んで後に吠え面(づら)掻(か)かるるなよ」と河内房が引ッ提げて来た革袋から抜き出したのは...
吉川英治 「剣難女難」
...手に手に脇差を抜き払って...
吉川英治 「剣難女難」
...浅井方のうちでも選(よ)り抜きの精兵だったにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...一度に抜き浴びせる気で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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