...一枚の小切手を抜き出した...
江戸川乱歩 「影男」
...「間抜け! 火が移ったらどうすんだ!」監督が呶鳴(どな)った...
大阪圭吉 「坑鬼」
...早速機関庫助役の片山さんを指揮者とする三名の調査委員を選抜して...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...この火はとうとう海岸まで焼け抜けて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ミケランゼロが法皇の食卓に嘗めし苦さ、ドラクロアが宮廷批評家より浴せし不当なる讒謗、常に時に追い迫り、それを追い抜き、ついに時そのものを生みいでし画布は激しき不安と闘争の下にそのすがたを露わにした...
中井正一 「絵画の不安」
...源氏車(げんじぐるま)に散らし桜を染め抜いた備前屋の暖簾(のれん)の前に...
中里介山 「大菩薩峠」
...豪傑連中も度胆(どぎも)を抜かれたようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...此辺にウロウロして居る間抜けな男が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるでだし抜けに滝にでも打(ぶ)っつかったか...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...筒抜けたやうな顔をして閑ぢ籠つてゐた...
牧野信一 「鏡地獄」
...(抜身を鞘に納める)段六 そっちの奴は...
三好十郎 「斬られの仙太」
...抜けるように色の白い...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...文六と染め抜いてある家へ買いに遣(や)るのである...
森鴎外 「独身」
...一息に廊下をかけ抜けて...
夢野久作 「白髪小僧」
...大馬鹿野郎の大間抜け」と仰言(おっしゃ)ったのは……アレはイッタイ……」「アッハッハッハッ...
夢野久作 「霊感!」
...栗山善助は勢いよくそこを駆け抜けた...
吉川英治 「黒田如水」
...とにかく蒼惶(そうこう)として起き抜けに代官屋敷へやってきたわけ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...向う側は三所(みところ)から洞になって入り込み中程で落ち合い乍(なが)らこちらに抜けている...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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