...不意に自分の論理を抛出(なげだ)して對手(あひて)を笑はせたりする...
石川啄木 「葉書」
...不意に自分の論理を抛出(なげだ)して対手(あひて)を笑はせたりする...
石川啄木 「葉書」
...被(かぶ)らうとして醜男面(ひょっとこづら)に假面(めん)は無用(むよう)ぢゃ!(と假面を抛出(なげだ)しながら)誰(た)れが皿眼(さらまなこ)で...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...一生(しゃう)の運命(うんめい)をばお前(まへ)の足下(あしもと)に抛出(なげだ)して...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...綱(つな)を抛出(はふりだ)す...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...抛出(ほうりだ)した...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...抛出すように置いて「矢張り...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...四五人が、刀を取って、草叢へ抛出し、羽織を脱いで袴へ手をかけた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...そして「おい、勘定だ」と叫んで、銭を抛出して、外へ出ようとして「おもしろくもねえや、相馬大作がいなくなっちまって」「全く、お世話様だっ」お歌が、ちらっと、振向いて「嫌な奴」と、いった...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...その価値は頭以外すなわち非我の世界に抛出(なげだ)されて始めて分るものであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...うがい茶碗をからからかんと抛出(ほうりだ)して「坊やちゃん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...小判を三枚抛出(はふりだ)して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「ところで俺は其の沙漠の中に抛出(ほうりだ)されたやうなものなんだ...
三島霜川 「平民の娘」
...で眼を啓けて隅ツこに抛出した肖像畫を熟と見詰めてゐたが...
三島霜川 「昔の女」
...われに百円づつみ抛出(なげだ)さする憂(うれい)もなからん...
森鴎外 「みちの記」
...彼女はそのまま青みどろの沼の中に抛出されてしまったに違いないと思われたくらいだからだ...
蘭郁二郎 「植物人間」
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