...彼の死は私たちの折節になった...
...彼女は悲しみの折節を乗り越えなければならなかった...
...この大統領選挙は国の未来を左右する大きな折節だ...
...彼は折節を告げるとともに、彼の遺言を残した...
...社会は彼の演説での折節を称賛した...
...馬酔木は折節の独り言かも知れぬ...
薄田泣菫 「森の声」
...折節松山中学校に教鞭(きょうべん)を取りつつあった夏目漱石氏の寓居に同居し...
高浜虚子 「子規居士と余」
...折節帰省中であった下村為山(いざん)君を中心として俳句の研究をしつつあった中村愛松(あいしょう)...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...「おもしろう」の句は、芭蕉をとめた時の句で、何も御馳走(ごちそう)もなく歓待のしようもない、折節の薄月夜に、そこに七輪なり竃の下なりに焚いている松笠(まつかさ)でもおもしろう燃えたらよかろう、というのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...折節(おりふし)ロンドンの子女(しじょ)は春のさかりの梨(なし)の花や日本から移された桜の花の咲いておる中に三々五々歩を運んでおりましたが...
高浜虚子 「俳句への道」
...その私がこの頃は自身ではあまり器械いじりはしないで主に助手の手を借りて色々の仕事をやっていることをこの友人が時々の話の折節に聞かされて知っているのである...
寺田寅彦 「夢判断」
...折節その便船はなかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...折節船の都合でそれへ乗せられた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そこで折節四条の南座が芝居をやっているので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...折節(おりふし)に聞く浄瑠璃(じょうるり)の一節(ひとふし)にも人事(ひとごと)ならぬ暗涙を催す事が度々であった...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...折節(おりふし)尾張町辺を徘徊(はいかい)し...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...折節帰る者があるから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...折節(おりふし)今日は桑港(サンフランシスコ)に来いと云(いっ)て誘う...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...先(ま)ず屋敷の中で折節(おりふし)ひろげて見るより外(ほか)に用のない品物だと云たことがある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...折節は目白台辺時鳥の渡るを聞けど」「前に七坪余りの小庭を控へて...
正岡容 「巣鴨菊」
...折節(おりふし)年末の煤払(すすはら)いして屋根裏を改めると...
南方熊楠 「十二支考」
...」と老母は折節嘉吉の前で其の兄なる男の力量の程をほめたてるのが癖だつた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...折節阿部出立之頃は第二編之分出版未だ成就致切(いたしきり)不申...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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