...女はやはり人にはさまれて動けないらしいが...
梅崎春生 「蜆」
...動けないようにするためじゃ」「なるほど――」敬二には...
海野十三 「○○獣」
...まるで動物園のクマのように、そのくさりののびるだけしか、動けないのです...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...二度と動けない有様になっていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...とても動けないから休養...
種田山頭火 「行乞記」
...○動かうにも動けない...
種田山頭火 「其中日記」
...顔面構造の極微の差が齎(もたら)す何という甚だしい相違!七月十日今日は疲れて動けない...
中島敦 「光と風と夢」
...どうにも動けない程...
林芙美子 「新版 放浪記」
...寝たまま動けない妻であった...
原民喜 「美しき死の岸に」
...寝たままで動けない姿勢で...
原民喜 「美しき死の岸に」
...完全に押えつけたので、父親を尻の下にしくことができるし、父親は動けない、と思っている...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...なかなか噛みちぎれない魚の頭から動けないでいた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...」「Dさんをつかまへて下さい/\! とR子がウワ言のやうに叫んで、ヒヨロ/\と立ち上らうとするんだが、動けないんだ...
牧野信一 「ブロンズまで」
...板の上にからだを結(ゆわ)えつけて動けないようにした...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...いつ水の中で動けないやうになるかわからないといふのです...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...病気して動けないのでない限り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...押しふせられた時の姿勢のままペタンとして動けないでいる……間)花岡 フフ!……遠慮は...
三好十郎 「胎内」
...「二三十日は動けないから安心しろ」五伊蔵と若者が去ると...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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