...竹の柱の折れる音...
芥川龍之介 「邪宗門」
...いずれにもせよ骨の折れる...
芥川龍之介 「長江游記」
...専門家でも骨の折れる...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...矮鶏のようなものを木彫りにしてはさぞ骨が折れることであろうが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...なかなか骨の折れるものなのではあるまいか...
太宰治 「パンドラの匣」
...草の根を除くのはかなり骨が折れるけれど愉快だ...
種田山頭火 「其中日記」
...十字に交叉(かうさ)した路(みち)を右に折れると...
田山花袋 「父の墓」
...骨の折れる仕事をする時には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...指は折れるように歪んでいた...
直木三十五 「ロボットとベッドの重量」
...一本ならば折れる麻も二本となれば折れ難いと信じ...
永井隆 「この子を残して」
...ずいぶん骨が折れるだろう...
夏目漱石 「行人」
...論文脱稿前にその問題だけでも金田家へ報知しておいては」主人は迷亭の云う事には取り合わないで「君そんな事が骨の折れる研究かね」と寒月君に聞く...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...折れるのもあった...
火野葦平 「花と龍」
...自分に仕事をさせるのにも骨が折れるときがあるというのは夏景色ですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...女は腰の骨の折れるほどはたらいても...
山本周五郎 「季節のない街」
...鍬(くわ)と違って骨が折れるばかりでなく...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...木でも折れるような響きがした...
吉川英治 「新書太閤記」
...「首途(かどで)に旗が折れるなどは――どう考えても吉兆ではありません...
吉川英治 「新・水滸伝」
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