...随分骨が折れると云ふだらう...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...枝がきいきい云って折れる...
太宰治 「正義と微笑」
...例へば朝鮮総督府から出るものなどは集めるのに骨が折れる...
土田杏村 「私の書斎」
...それから小枝の折れる音が...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...鎖骨というものはこういう場合に折れるためにできているのだそうである...
寺田寅彦 「鎖骨」
...それだけに今まで一定の軌道のうへで仕事をしてゐたものに取つては気骨の折れるところもあつた...
徳田秋声 「のらもの」
...読むに骨は折れるが思想上の示唆に富んでいるからだ...
戸坂潤 「読書法」
...左へ折れると、片側は、寺で、片側は、草原であった...
直木三十五 「南国太平記」
...一方が強ければ一方が折れる分のことだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...間違っても折れることはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...仕事といふのが隨分骨が折れる...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...切れぬはずだよ女の頸(くび)は恋の恨(うら)みで刃が折れる...
夏目漱石 「倫敦塔」
...歌をうたつて街角に折れるまで...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...催促をするのに非常に骨の折れるような作家にはもはや執筆を依頼しないということである...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...舵棒が折れる音が聞こえる...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...鍬(くわ)と違って骨が折れるばかりでなく...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...恐ろしく無駄骨の折れる虚栄じゃないか」「ええ...
夢野久作 「少女地獄」
...折れる折れるといわれる刀は...
吉川英治 「山浦清麿」
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