...骨の折れる階段を一歩一歩登っていった...
海野十三 「深夜の市長」
...耕やすだけにずいぶん骨が折れるのに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...矮鶏のようなものを木彫りにしてはさぞ骨が折れることであろうが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...双方で痩(や)せるくらいに気骨の折れるものだという事に帰着するようである...
太宰治 「薄明」
...大地震がくれば必ずそこが折れるようにしておく...
寺田寅彦 「鎖骨」
...刈り始めてみるとなかなか骨が折れる...
寺田寅彦 「路傍の草」
...一寸ものを調べるのにも大変骨が折れるわけだ...
戸坂潤 「私の見た大学」
...大刀老人に孝養を尽くすのだから骨が折れる...
夏目漱石 「永日小品」
...普通の倍は骨が折れる...
夏目漱石 「坑夫」
...男は脆(もろ)くもヘタ/\と崩折れるのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...折れるかしてると思う...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...あまりに骨が折れるからでしょうか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...こう穴やふし瘤(こぶ)だらけでは無駄骨が折れるばかりで手間が三倍だと滾(こぼ)しぬいた...
牧野信一 「鬼涙村」
...一人じゃ骨が折れるだろうったっておめえ...
山本周五郎 「季節のない街」
...木の枝の折れる音などが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...恐ろしく無駄骨の折れる虚栄じゃないか」「ええ...
夢野久作 「少女地獄」
...刀が折れると、槍を奪い、槍がササラのようになると、それも捨てて左右の手に敵兵二人をひッさげ、縦横にふり廻して暴れまわった...
吉川英治 「三国志」
...折れる折れるといわれる刀は...
吉川英治 「山浦清麿」
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