...細い田舎道を歩くのに骨が折れる程...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...先生も御不幸があったりしてなかなかお骨が折れるように思われます...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...とてもこのような骨の折れる小説に取りかかる決意がつかなかったのではあるまいかとさえ思われるほどである...
太宰治 「惜別」
...どれくらい骨が折れるものか...
太宰治 「如是我聞」
...こんなに骨の折れることなのだろうか...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...これを二階に運ぶのには中々骨が折れる...
田山花袋 「蒲団」
...元来教育映画は骨の折れる割合に商品価値の低いものである以上...
寺田寅彦 「教育映画について」
...それは磯村に取つては可也(かなり)骨の折れる仕事であつた...
徳田秋声 「花が咲く」
...すぐまた右へ折れると...
永井荷風 「寺じまの記」
...骨の折れるような力業(ちからわざ)はできませんけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...一番骨の折れる仕事を完成してくれた...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...今度は初さんが左へ折れる...
夏目漱石 「坑夫」
...「登りは少し骨が折れるよ...
夏目漱石 「坑夫」
...これを活かすにはよほど骨が折れる...
夏目漱石 「琴のそら音」
...勘弁しておくんなさい」他愛もなく崩折れる銅六...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そしていっそう大きいいっそう骨の折れる仕事をするようになるとは期待し得ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...此奴(こいつ)は骨の折れる商売だが...
横光利一 「上海」
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