...賑やかな大通りを、横に折れると、淋しい町、淋しい町と、曲り曲って、飛ぶ様に走る怪物の車...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...はるかに骨が折れる...
太宰治 「新釈諸国噺」
...洗濯はなか/\骨が折れる...
種田山頭火 「其中日記」
...あくまでも折れるものかと思う者は...
知里真志保 「アイヌ語のおもしろさ」
...それから小枝の折れる音が...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...枯れ枝の折れる音にも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...奉納の幟(のぼり)は竿(さお)も折れるばかり...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...一方が強ければ一方が折れる分のことだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...暗い廊下の方へ折れると...
夏目漱石 「三四郎」
...隨分骨の折れる仕事ですね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大して骨の折れる藝當ぢやない」「さうでせうか」八五郎には何が何やらわかりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恋などとはたかのしれたものだ散る思いまことにたやすく一椀の飯に崩折れる乞食の愉楽洟水(はなみず)をすすり心を捨てきるこの飯食うさまの安らかさこれも我身なり真実の我身よ哀れすべてを忘れ切る飢えの行尾を振りて食う今日の飯なり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...蒲団の裾にくず折れると...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...骨の折れる仕事がはじまりました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...節制の方が我慢よりもずっと骨が折れる**...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...腰の骨の折れるほど働いてきた...
山本周五郎 「さぶ」
...なかなか捕えるのに骨が折れるとは...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...さだめし孔明も骨が折れるだろう」と...
吉川英治 「三国志」
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