...なかなか骨の折れる仕事だった...
海野十三 「東京要塞」
...一ばん骨の折れるところから...
太宰治 「乞食学生」
...ほんとに骨が折れる...
太宰治 「多頭蛇哲学」
...それだけに今まで一定の軌道のうへで仕事をしてゐたものに取つては気骨の折れるところもあつた...
徳田秋声 「のらもの」
...「身に徳があれば刀刃(とうじん)も段々に折れることでございましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...骨の折れるどころじゃありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...曲り角を左へ折れると坂の頂上にちらりと明りが見えた...
長與善郎 「青銅の基督」
...大刀老人に孝養を尽くすのだから骨が折れる...
夏目漱石 「永日小品」
...ずいぶん骨が折れるだろう...
夏目漱石 「行人」
...御住(おすみ)さんも骨が折れるだろう」細君はただ笑っていた...
夏目漱石 「道草」
...実を云うと大分(だいぶ)骨が折れる芸術である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...急に崩折れるやうに腰を折つてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...気骨の折れることは大変なものです...
羽仁もと子 「女中訓」
...随分と骨の折れるものだ...
林芙美子 「清貧の書」
...「先生も尿の検査にはなかなか骨が折れるとおっしゃるの」彼は妻の口振りから津軽先生の動作まで目に浮ぶようであった...
原民喜 「秋日記」
...左に松井矢倉がみえるところを右に折れると...
山本周五郎 「いさましい話」
...細い頸(くび)の折れるほど低く...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...気骨の折れること一通りではないと思い...
横光利一 「旅愁」
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